愛してる。誰よりも君を【RYOSUKE.Y】

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4年前の1月…


大学を中退しｵﾚはお世話になってるｵ-ﾅ-の知り合いの人についてｲﾀﾘｱのﾙｯｶと言う街についた。




．





城壁に囲まれた城塞都市。
そんなに大きくないところだけど雰囲気があって、とても素敵なところ




．






そこでｲﾀﾘｱの料理学院と言うところに
特別に通わせてもらえることになった






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普通の人なら留学して。
宿泊先も…なんて莫大な費用がかかるところだけど運良くｵﾚは。




．








その知り合いの方が探してくれた寮でﾙ-ﾑｼｪｱをさせてもらえることになったんだ。




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日本でも知念とﾙ-ﾑｼｪｱしてるから、その点は特別何も思わなかったけど

大変だったのは両親を説得することの方。









もう少しで大学を卒業というところでの中退。
何度も何度も説得して…【必ず自分のものにしてこい‼】という条件でOKをもらった。









ｲﾀﾘｱでは他国人種の集まる寮で。
ｵﾚはひっそりとその一室だけを使わせてもらっている。






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贅沢は言わない。
勉強させてもらえるだけありがたいんだ…

そう思いながら何ヶ月か過ごした。





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毎日朝から晩まで。
料理だけじゃなくて語学の勉強もした。







毎日が必死だった。
ﾍﾄﾍﾄで…熱も出した。









帰りたいと思うこともあった。









それでも頑張れたのは
…日本から大切に持ってきた1枚の写真。









…写ってるのはｵﾚと。








…ｵﾚに抱きしめられて恥ずかしそうに笑う
まだあどけない表情のA。









…ｵﾚが。









一生かけて愛してやると誓った









有岡A…。









彼女との写真だ。

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