扱い酷くないですか皆さん【文豪ストレイドッグス】

ツンデレ16 ページ16

「科学と化学の違いはなーんだ？」

唐突に基次郎が私に問題を出してきた。

余りに唐突だった為答えが出せずに居ると、勝手に答えを語り出した。

「残念時間切れ！二つ目の化学は化けるもの！そして科学はこの世の全て！！！風や雨、そして数学も理科も全てなのだ！こんなに楽しい事があろうか！科学の根源は何時だって疑う事だ。そうして」

うんたらかんたら。

もう誰も聞いていない。

そして、ふと思い出して皆に云う。

「皆さんいつも有難う御座います」

基次郎まで静かになった。

私は四人への感謝と此からも敵対組織等関係無く、仲良くしたい旨を伝えた。

四人共嬉しそうに了承して下さった。

私も嬉しかった。

「では夜も更けたし私は徐々失礼しよう。女性を遅くまで起こしておく訳には行くまい」

「では僕も。銀、行くぞ」

「うん」

「じゃあ僕も帰ろうかなぁ、うはは！檸檬有難う！」

「お休みなさい」

玄関まで見送る。

一気に静かになった部屋が何処か寂しくて、私は緩やかな音楽を聴き乍洗い物を済ませ、皆で囲んでいた卓を片付けてお風呂に入った。

「……テレビ見ようかな」

明日はどうせ休みだ。

珍しく、夜更かしする事にした。









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「詰まんない」
「仕事をしろ太宰」
「柚が居ないからやーだー！」
「ええい！どっちにしろしないだろうが！！」

「国木田さん！！もっと頼れる男になるには如何すれば良いですか！？」

「兎に角働け末期患者共が！！！！！」









「………何故皆さん柚さんが居る時にもっと素直になれないのかしら」
「好きな子程いじめたくなるンだろうねェ。揃いも揃って意気地の無い」
「…皆照れ屋」

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