ツイステの日常

リドルの料理教室　後編 ページ8

ー放課後ー

トレイ「じゃぁ早速始めるか！まずは調理器具を…」

リドル「僕も手伝うよ」

トレイ「じゃぁあっちにあるボウルを…」

リドル「了解」

…届くかな

トレイに言われた調理器具は上の戸棚の中にあった

リドル「ふっ！くっ……」

背伸びをするが届かない…そう思っていると

トレイ「リドル」

リドル「何だい！？」

トレイ「あっちの泡立て器とかを取ってきてくれないか？」

くっ…身長を伸ばす魔法は無いものか…

トレイ「じゃぁ生地づくりから始ようか」




教えてもらいながら極力自分で作る

わからない所は手伝ってもらいながらなんとか生地を作れた

トレイ「後は焼いてクリームとかを飾り付けるだけだが…そうだ！」

そう言ってトレイは冷蔵庫から何かを持ってきた

リドル「これは…？」

トレイ「リキュールって言うんだ」

リドル「…前のオイスターソースみたいな事にならないだろうね」

トレイ「甘さのキレがでるんだよ。今回は大丈夫だ」

リドル「もし失敗したら首をはねるからね」


リドル「完成！！！」

トレイ「初めてでこれだけ出来るのは普通に凄いな…」

リドル「トレイの教え方が良いからだよ」

完成したのを喜び合っていると…扉が開いてケイト達が中に入ってきた

ケイト「あ〜完成してるじゃん！」

デュース「おぉ…食べていいですか！？」

エース「美味しそ〜」

ケイト「あー。ちょっとまって！マジカメ用に何枚か取るから」

ケイトがケーキを写真に取った後、デュースとエースがケーキを口に運ぶ

エース「うっま！これ本当に寮長が作ったんすか！？」

リドル「僕が嘘をつくとでも？」

デュース「美味しい…です！」

ケイト「トレイくーん…」

トレイ「わかったわかった。一切れやるから」

トレイは切り分けたケーキにユニーク魔法【バラを塗ろう(デューデュルスート)】を使った

ケイト「ありがと〜」

リドル「僕も一口…」

自分で作ったケーキ…どんな味かドキドキしながら口に入れる

入れた瞬間…甘みが口の中を覆い尽くした

リドル「んーーーー！美味しいっ」

トレイ「俺より美味しいかもしれないな」

リドル「でも…なんかホワホワするような…」

ケイト「…ねぇトレイ君。もしかして…リキュール入れた？」

トレイ「あぁ…」

ケイト「リキュールってちょっとアルコール入ってるよね…」

トレイ「ちょっとぐらいなら大丈夫だと思っていたが…」

リドル「…トレイ？」

トレイ「す…すまないリドルぅぅ！」

ー完ー

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