ツイステの日常

イデアは駄菓子屋さん　後編 ページ49

リドル「実はですね…」

そーっと後ろに後退る。しかしリドル氏もそんなに甘くない

リドル「イデア先輩。逃げようとしても無駄ですよ」

リドル「今日寮長会議があります。外に出てるんですから生身で出席してくださいね」

イデア「…え？嫌なんですが？」

リドル「…は？」

イデア「当たり前でしょ。生身で出なくてもタブレットで良いのでは？」

リドル「駄目です」

イデア「はー…別に拙者が居ようが居まいが結果変わらないんですが？」

リドル「すぅー…」

あ、ウギるの寸前だ。

イデア「あー…リドル氏」

リドル「なんですか？」

イデア「手開いて」

リドル「…え？あ、はい」

言われた通りに手を開いたリドル氏の手の上に駄菓子を何種類か置いた

イデア「この中から好きなの選んで良いですぞ」

リドル「え？良いんですか？」

イデア「うん」

リドル「ありがとうございます…どれが良いんだろうか…」

よし、今のうちに逃げますぞ〜






イデア「ふぅー…疲れた」

今頃リドル氏ウギってるの確定ですな

寮長会議はタブレット贈っとこ。

庭を歩いて寮に戻ろうとした時…木の陰に気配を感じた

イデア「ん？ぬこ様でもいるの？」

いつでもぬこ様に会っても大丈夫なようにささみ味のお菓子持ってますから。お肉も完備

イデア「ぬこ様〜」

そう言いながら木陰に近づいていくと…

？？「誰が猫だ。俺はライオンだ」

イデア「ひょわっ！！レオナ氏！？」

レオナ「人が寝てる時にぎゃあぎゃあうるせーな。カイワレ大根」

イデア「ひっ…すんませっ…」

まさかのレオナ氏とは…期限悪そうだし…

イデア「じゃ…じゃあ拙者はこのへんで…」

レオナ「おい待てカイワレ大根」

イデア「…へ？」

レオナ「お前肉持ってるだろ」

…肉？あー…お肉味の駄菓子ね…

イデア「…駄菓子で良いなら…いります？」

レオナ「食う。寄越せ」

流石王子様ですな。まぁ猫みたいだから可愛いんすけど…

イデア「じゃあ拙者はこれで…」

レオナ「ん。」





イデア「ただいま〜」

オルト「おかえり兄さん！ゲームソフトは受け取れた？」

イデア「無事…では無いけど回収成功しましたぞ〜」

オルト「兄さんが帰ってくる前にリドル・ローズハートさんが来てたよ。寮長会議だって」

イデア「あー…タブレット送ったから大丈夫」

オルト「そっか」

イデア「じゃあ兄ちゃんは早速プレイしますわ」

オルト「うん！分かったよ」

ー完ー

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