＃33 ページ39
「カンター？」
「お邪魔しまーす。」
あれま。編集は終わってるかな。
終わってんね。
寝ちゃってる(笑)
こんなとこで寝落ちはだめじゃね？
起こさないように椅子を倒して
出来るだけ倒して、掛け布団。
あれ？掛け布団は？
あ、あった。
ちょっと彼の寝顔を眺めてみる。
やっぱ綺麗だなあって。
カンティーの横顔かっこかわよ過ぎ。
手足も長い！
ほんと手が綺麗。
なんかもうスーって感じ。
語彙力低下真っ只中。
「バッ！」
「ふぉぎゃっ！」
「あははw」
手を叩いて笑いやがって…
「起きてたんなら言ってよ！恥ずかしっ」
「いやー。Aが優しいから優しさに甘えてみた。」
「さらっと恥ずいこと言いやがって…この。好きだバカ。」
「お、俺も好きだしー。ふぉっ？！」
「好きだ好きだ好きだ好きだバーーカ！」
「そんな言うなし。恥ずいし。」
「顔見えてないんだからいいでしょ。」
「そりゃ。抱きついてるもんね。見えないけどさ。」
「…ねえ。」
「どした？」
「これからずーーーーっとカンタの事見ていてもいいですか？」
「んー。月が綺麗ですね。」
「ふふっありがとっ。これから宜しくね。」
「俺から言いたかったなそういう事は。」
「男らしい事言うな。」
「え？！男。俺。」
「カンタは臆病のまんまでいいの。」
「えー。強い方がヒーローって感じでいいじゃん。」
「私にとってはヒーローなんだからそのままでいいの。」
「そーかなー。」
「カンタにどれだけ助けられたか。ずっとずっと好きだバカ。」
「馬鹿しか言わんじゃん。」
「うるさい。バカ。好きに言わせろ。」
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作者名：雨が降る | 作者ホームページ：http://無し。
作成日時：2018年5月19日 18時
