ゲシュタルト崩壊 ページ23
帰ってきたぜひゃっほう！
明日は更新できるかどうかわからないけど更新できるように頑張ります！
.
それから家に帰って、花魁に会った。
そんなに変わらなかった。
まあ、あれから海行ったりデパート行ったりしたわけですよ。
皆個性強すぎて疲れるのなんのってねえよ。
そして、憂鬱すぎる学校。
真昼とは時間をずらして登校。
ため息をつきつつ、教室のドアを開ける。
えっと、席どこだっけ。
あ、ここか。
「…うっわあ…」
「え？どしたのA…ってああ…」
わかったろ。
みたら秒でわかるから。
机に死ねやら帰れやら…低脳か君らは。
いや、低脳か実際。
…えっと、虎雪君とか原作で出てきた真昼の友達とかはまだ来てないっぽいけど…。
誰がやったんだろう。
わざわざ始業式の日に朝からご苦労様です。
んな時間あったらゲームしてるけどね。
っつーかクスクスクスクスうるせえ。
クスクスがゲシュタルト崩壊起こすわ。
椅子に座る。
机の落書きなどなかったように。
「あ、そういえばA、Aの好きな声優さんが声やってるキャラ出たよ」
「マジで？どのキャラ？」
「えっと、あ、これこれ。
この主人公のキャラ。ガチャ頑張れ」
「よっしゃ十連引こう」
琴葉もいつも通りに接してくれた。
そうして話しているうちに姫名と桜哉君、そして真昼がきた。
虎雪君とかはまだみたいだな。
「あ、はよ、真昼」
「おはよう…じゃないだろ！？」
「いーのいーの、いつも通り、平常運転」
「なんでAがこんなことされなきゃいけないの！
私消すの手伝うよ！」
「面倒だしほっといていいって。
というかお前が言えた口かよ。
琴葉のこと散々暴力ふるっといたくせに」
「ゔっ…」
「別にって本人言ってたからいいんじゃね」
まあ、机に何か彫ってないだけマシだ。
ガッタガタして書きにくいんだよ。
「…はい、これから手品やりまーす」
手を叩いて目線を集める。
大きめのハンカチを出し、机にかけた。
「何の変哲も無いこのハンカチをかけまして。
ワン、ツースリー、であの落書きを消して見せましょう。
ワン、ツー、スリー…」
パチン、と指を弾く。そしてハンカチを取る。
「…見事にあの落書きが消え失せました。
ついでに、先ほど雁夜の机の上に置いてあったこのスノードロップ。
相手に送ると、“死ね”という意味があります。
この花を…」
見事に消して見せましょう。
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作者名：リリムゥ | 作成日時：2018年5月13日 17時
