柱頭だって恋してる【時透無一郎】

二十三話 ページ26

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吐いても吐いても、息が吸えないの

空気が足りないんじゃなくて、肺が悪いのはわかってる


でも、これは罰だから


どれだけ吸えなかったって、別に吸えるんだもの


そこに空気はあるから これくらいでへばってはいけない



空気がなくても戦った無一郎と同じ土俵で生きたいと願ったのは私じゃない




無惨はやっぱり強くて、呼吸でいっぱいいっぱいの私はやっぱりあんまり戦力にはなれない


五体満足なのに 頭なのに



無一郎ならちゃんとできただろうに






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あれ… なんで私が生きてるの？




なんで彼の代わりに私が生きてるの？




戦力外になってまで私が生きる意味って何？





・





戦わないと




人生をかけた大勝負で、後輩も戦ってるのになんて情けない



戦おう









生きる意味なんてその後でいい

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