十八話 （名前）side ページ21
・
今日は無一郎とお出かけだ。
鬼の出没がピタリと収まり、柱稽古も終わらせた私達は暇で。
無一郎の家でくつろいでいたら、急にお買い物に誘われた。
でも、それまでほとんどの時間を鍛錬と任務に費やしていた私が流行に乗ったまともな服なんて持っているはずがなく。
大量の桜餅とともに密璃さんのお家にお邪魔して。(偶然いた伊黒さんにはにらまれた)
洋装を手渡されたものの上から着るのか下から着るのかすらわからず。
何度も何度も着せ替えられ、選んでもらった群青色のわんぴーす。
髪飾りも進められたが、今日は意地でも貰った髪紐をつけていたかったので、それに合う色にしてもらった。
(因みに密璃ちゃんには、私も伊黒さんから貰った靴下は履いていたいもの〜と共感された。伊黒さんは得意げだった。)
いつも右下でお団子にしている少し長めの髪を、ふんわりはーふあっぷ(？)であれんじして髪紐をつけ。
淡い桃色の紅をつけ。ばら色のおしろいを少し頬にはたき。送り出してもらった今この現在。
私は、無一郎くんに後光がさすのを目の当たりにしています。。。
えっちょっとまって。袴ってこんなにかっこよかったっけ。
紺色の袴と無一郎が奇跡のえーっと、なんだっけ。まりあーじゅ？の更に上を行っている。
私はこのとき初めて洋服の偉大さを知った。
服屋さんは偉大だ。
正直、隊服といい勝負してる。
因みにここまで動くどころか瞬きすらしていない私ですが、それは無一郎くんも同じ。
じっと見られて少し恥ずかしい。いや、それは私も一緒か。
「無一郎…？」と言うと、「あ、うん、行こう。」と言って手を引いてくれた。
体温が上がるのがわかる。心拍数…何回くらいだろう。120はいっている。
私は自分のおでこに痣が出ないか心配しながらも、無一郎について行った。
＿＿＿
(無一郎くんは伊黒さんに、前密璃さんの胸を凝視していた隊員を教える代わりに服選びを手伝ってもらいました。
Aさんが一度睨まれたのは、甘露寺と話していたのに…という気持ちとともに、またか…という気持ちも含まれています。因みに8対2)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください！！ (2022年1月22日 10時) (
レス) @page22 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
天羽ステラ(プロフ) - コメントありがとうございます！これからも頑張ります！ (2021年10月13日 19時) (レス) id: f35bb53857 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年10月6日 19時) (レス) @page1 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天羽ステラ | 作成日時：2021年10月3日 18時
