二話 ページ3
頭の任務は、他の柱の二分の一だが、その分柱の管理をしている。柱の呼吸にはそれぞれ個性があり、どんな場所で生きるのかを判断してどの地形の場所の任務にどの柱を当てるのかを考えるのも頭の役割だ。また、負傷の具合も判断し、少し優しい任務にしたりもする。
(この任務で何人も死んでいる。最近隊士の質が落ちてきたな。歴代最高の柱の代償といったところか。これは任務の練り直しを考えないとな。
しかし、変だ。流石にこの鬼は弱すぎる。なぜ…!!)
「ふふ、嵌められたな。出てこいよ、上弦。
「久しぶりだな、A。相変わらずお前は強い。また腕を上げたな。至高の領域にまた一歩近づいてる。お前の闘気も気持ち悪いほど凪いでいる。でもまあ、まだ夜明けまで時間はたっぷりある。戦おう、A。高め合おう。
「鬼になろう、とは言わないの?
「言ったところでお前は無駄だろう。もう何回言ったと思う。でも毎回、お前は拒否をした。
「当たり前。もし飢餓状態のときに大切な人をこの手で殺めたらと思うと怖くなる。
まあ、お前が戦闘特化型で良かった。相手が楽。
無の呼吸 漆の型 無
「やはりお前のその技は、すごいな。至高の領域まであと少し。しかしお前にはまだ邪念がある。何を考えてる。また引き分けで終わるつもりか。お前は俺の首を切れず、俺は朝日でそのまま逃げる。
術式展開 破壊殺・羅針
破壊殺・空式
「まだだ。お前にはまだ少し、闘気が残ってる。俺の相手になれ。俺と高めあおう。
無の呼吸 伍の型 出不精な刃
「それにしてもお前は難儀だな。声が出ないなんて。あそこの鴉がお前の口とは、ちぐはぐで疲れる。
破壊殺・乱式!
死の型 無間奈落
「お前のその鎌も、不思議だ。噛み合っていないような大振りな振りで、そこまで繊細な技を出せるとは。教えてくれ。お前はどこまで行けば気が済むんだ?
「残念。
「?
「あと五分で日が昇る。お前はここらへんに土地勘はないだろう。周りに日陰はないし、私もこの五分で急いで私を殺しにかかるお前の首を斬るのは不可能。今日も引き分けだ。
「チッ まあ、次は殺してやる。無理やり鬼にするのもいいな。
バッ
「はあ、疲れたな。しかし、学ぶものは多かったからいいか。
緊急柱合会議!会議!アツマレ!アツマレ!オ館様ノ邸!
「このタイミングでか?少し遅れると言っておいて。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください!! (2022年1月22日 10時) (レス) @page22 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
天羽ステラ(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年10月13日 19時) (レス) id: f35bb53857 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年10月6日 19時) (レス) @page1 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天羽ステラ | 作成日時:2021年10月3日 18時