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一話 ページ2

A

今日も産屋敷邸で柱の任務について考えていると、伝令が入った。

 「伝令!鱗滝左近次ヨリ手紙!手紙!至急オ館様ノモトヘ!

(なんだろう…)

 「ああ、A。来てくれたのか。これを見てほしいんだ。

 「御意。(あなた、と書いてありますが話し声はすべて鎹鴉の声です。)

(人を食わない鬼?そんなの存在するのかなぁ。でも元柱だし…)

 「そこで、Aに様子を見に行ってほしいんだ。頼めるかい?

 「御意。




……




(ここか…)

「こんにちは。元水柱鱗滝左近次と申します。

「こんにちは。現柱頭、天雲Aと申します。ところで、ここにいらっしゃる鬼の妹さんは…

「こちらです。鬼の禰豆子はずっと就寝しており、兄の方は只今鍛錬に出ております。

「…

(不思議な方だ。一番最近に柱になった方だというのに満場一致で頭に選ばれるのは頭脳面もあるとはいえ相当の手練なはずだ。
 しかしその奇抜な格好と相反する薄すぎる存在感。武器は大ぶりで繊細な呼吸で使うとは思えない大鎌。目視で確認できない実力。
 今まで会ってきた柱が必ず原動力として持っていた憎悪を感知すらできない。何者だ。)

「あの、少し事情徴収をしてもよろしいでしょうか。

「ああ、はい。

「まず、この子はずっと人を食わずに眠り続けている。あっていますか?

「はい。鬼に変化してここにきてからずっと。

「とすると、寝て体力を回復している?血に反応は?

「前ここで怪我を負い血を流しましたが起きませんでした。炭治郎がここに来たとき、彼もまた血を流していましたが起きていても反応していませんでした。最近は、この子に人間は家族、鬼は敵と洗脳しているところです。

「なるほど。ありがとうございました。本部へ伝えさせていただきます。ああ、義勇も相変わらず元気にやっていますよ。

「…!!ありがとうございました。





……




「…とのことです。

「なるほどね。ありがとう。下がっていいよ。

「御意。

(やっぱり声が聞こえないのは寂しいね。本当に喋れないのはあるけど、もしかしたら治るかもしれない道を閉ざしているのはあの子自身なのだから。悲しいね。愛というのは難儀だ。)

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設定タグ:時透無一郎 , 鬼滅の刃 ,   
作品ジャンル:恋愛
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みぃちゃん - 初めて見ました。頑張ってください!! (2022年1月22日 10時) (レス) @page22 id: 07d077227f (このIDを非表示/違反報告)
天羽ステラ(プロフ) - コメントありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年10月13日 19時) (レス) id: f35bb53857 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして!とっても素敵ですね!高評価しました! (2021年10月6日 19時) (レス) @page1 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天羽ステラ | 作成日時:2021年10月3日 18時

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