6章 2人の内通者:1 ページ21
Side Me
シスターとの鬼ごっこの後、私達は隊列を組んで、より本番に近いように動くことを決めた…
回想 〜隊列を組むことを話し合った時〜
レイ「取り敢えず今から隊列の型10種言うから覚えろ」
エマ「……耳で？」
A「出来ない？」
エマ「楽勝！！」
A「より本番に近い形に、逃走に即した鬼ごっこに切り替えていこう…」
ノーマン「そのうえで、近く、ドンとギルダを引き入れよう…事情を話して隊列を率いてもらうんだ」
回想 〜END〜
そして今はまた4人で今後のことについて話している
ノーマン「でも、この10日余りでママの手の内が見えてきた…」
エマ「どういうこと…？」
ノーマン「結論から言うと、ママは"標的"が最年長4人──正確にはエマと僕にレイが加わったと、既に"特定"できていると思う」
…私もレイも情報流してるしなあ…
因みにレイの情報は何も聞かなくてもママが流してくれる。曰く全てを見張れという意味だろう…
エマ「"特定"？"見当"や"疑い"じゃなくて？」
ノーマン「"特定"だね」
エマ「どうしてそう思うの？」
ノーマン「色々あるけど、わかりやすいのは"シスターの使い方"かな。標的を特定できていなくて且つ、特定する気があるのなら、疑いをかけた"年長者6人"をマークしないというやり口はありえないけれど…」
A「ここ10日、全体の見張りが強化されてる…でしょ？」
ノーマン「そう。でも…それもまたおかしいでしょ？」
エマ「うん…だったら最初の反応見は何だったの？」
ノーマン「ね」
エマ(今は特定をするつもりがない…それは既に特定を終えているから？)
エマ「けどどうやって？発信器からは何の"断定"もできてないはず…それに"特定"してるからって好き放題動かしておくなんて…」
…言っておくべきか
A「エマはショックかもしれないけど…」
レイ「既にほかの見張りがそばにいたら？…ノーマンが言いたいのはそういうことだろ？」
A「そう、シスターにマークさせるまでもない…多分、子供たちの中に内通者がいる…」
…ああ、エマショックを受けた顔してる…ごめんね…
レイ「鬼の手先…裏切り者ってこと…」
ノーマン「いや、そうとは限らない…無自覚にママへ情報を流している場合もあるだろうからね…厳密にはママの情報源…情報源を利用した標的の諸悪と制御。恐らくそれが……ママの策の"実際"──」
ああ、流石ノーマンだ…
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ウォル - 続編おめでとうございます！！ これからも続き楽しみにしてます(^^)v (2019年2月15日 21時) (
レス) id: cb201d08af (このIDを非表示/違反報告)
ヨミ紅蓮(プロフ) - 続編おめでとうございます！( 'ω' )これからも読んでいきます！更新頑張ってください(´∀｀) (2019年2月15日 21時) (レス) id: ee2faa79c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レノエ | 作成日時：2019年2月15日 21時
