～君に笑ってほしくて～ (ページ28)

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阿部side

あれから数日がたち、Aちゃんとはちょくちょく話すようになった

夕食を持っていく係もいつの間にか俺になっていてその時に話しているんだ

どうしても仕事の都合で、夕食までに戻ってこれない場合は舘さんとかが持って行っているらしい

今日は、夕食前にちょっと話そうかなと思って部屋の前までやってきた

阿｢Aちゃん、阿部だよ｣

『…もうご飯ですか？』

阿｢違うよ、ちょっとお話でもーって思ったんだけど、大丈夫かな？｣

『…大丈夫ですよ
お部屋入りますか？』

！！

初めて、Aちゃんから部屋入りますか？って聞かれた

ビックリして、黙っていると

『だ、ダメでしたか……？』

とこれまた上目遣いで聞いてくる

阿｢だ、ダメじゃないよ
逆にいいの？｣

『……大丈夫ですよ
どうぞ』

阿｢失礼します｣

Aちゃんの部屋に初めて入った

そこには、女の子が好きそうなぬいぐるみに雑貨が置いてあった