第１０話 ページ12
ナオはサラに泣きついた。怖いお兄さん二人が疑ってるからね、しょうがないね
「わ･･･私は別に疑ってないが･･･」
「おまわりさんとジンくんだけだよー疑ってたのは」
「悔い改めてください！」
「そうだね、ミシマ先生は怪しくないよ」
「わ･･･わかってくれたんですね！」
「アヤシクナイ、アヤシクナーイ」
「ジ、ジンさんまだ疑ってますね！？」
絵に描いたような誤魔化し方をしてみる。そっぽ向いて口笛を･･･あ、吹けねぇや
「ジンくん、信じてあげて？」
ケイジに咎められたからとりあえず認めます。はい、シンジマース
「でしたら、私は何も･･･」
「最初の試練について何か話してくれないか？」
サラはナオに最初の試練について尋ねた
「最初の試練ですか･･･？恐ろしかったです･･･」
ナオはここに来る前の試練について話した
「並んだベッドに拘束されて･･･一本のカギのみで脱出しろというゲームでした」
俺が超えた試練と同じ内容だ
「私は･･･ミシマ先生の指示でカギとヤスリを使って･･･先生の拘束を解いたんです。正直･･･冷静でいられたのは先生のおかげです･･･」
信頼。信頼を確かめるためのゲーム。誰かが見ていたってことか？ってことは･･･見殺しにしたのも見られていたってことか
「サラちゃん･･･大丈夫ですかぁ？顔が怒ってます･･･」
ナオの声でサラの方を見ると眉間にものすごい皺が寄っている
「あ･･･大丈夫です」
「･･･刑事さんと葬儀屋さんは嫌いですけど、サラちゃんは何だか好きです」
俺ら嫌われてね？マジかぁ･･･女の子に嫌われるのって意外とショックなんだけど
「･･･お友達を大事にしてくださいね」
「は、はあ･･･」
サラにも話を聞いてみた方がいいのか･･･
「サラとジョーは一緒にここに来たのか？何か覚えていることは？」
「わ、私は何も･･･」
サラは困ったように首を振った。ジョーはサラの前に立って語り始めた
「サラはストーカー被害に悩んでたんだ。それであの日は一緒に家まで行った。異変が起きてた。オレ達は警察に電話したけど、サラの悲鳴が聞こえて二階へ行こうとしたんだ。そこには立ち尽くすストーカー野郎がいた！」
「ストーカー野郎？」
聞き返したが、それよりも驚いてジョーに聞き返したのはサラだった
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蓮花(プロフ) - 腐ころさん» コメントありがとうございます。名前は入力してもしなくても作品自体は読めるので気にしていなかったのですが･･･。書いた方がいいですかね、気を付けます。 (2020年2月7日 14時) (
レス) id: 7073e93aa0 (このIDを非表示/違反報告)
腐ころ(プロフ) - すみません。おこがましいのですが、名前は固定と書いた方がよろしいのではないでしょうか？ですが物語としてはとても良いので頑張って下さいね！上から目線ですみません（´･ω･｀） (2020年2月6日 21時) (レス) id: 12e607f7fa (このIDを非表示/違反報告)
蓮花(プロフ) - ツキミさん» ありがとうございます。最初書いていたときはとんでもない奴でしたね。自分でも笑いました (2019年6月5日 15時) (レス) id: 45ac89d462 (このIDを非表示/違反報告)
ツキミ(プロフ) - モカを見捨てる主人公ww笑ってしまいました……すみません……。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: fe6749e978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青薔薇 | 作成日時：2018年3月9日 14時
