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ジェシーside



「どうしよう…。」



もう1ヶ月も経つ。



「珍しいねここまで落ち込むの。」



「舘さん、俺どうしたらいいかな。」



舘さんの店に来て、ご飯を食べてる。



「関わりたくないわけじゃないよ?でも人の恋愛に首突っ込めるほどの恋愛マスターじゃないからさ、」



「はぁ…。」



「今も北斗んちにいるのかな。」



「Aさん、仕事辞める話聞いてる?」



え?なにそれ。



カルボナーラを持ち上げる手が止まる。



「北斗が必死になって次の仕事場探しててさ、俺、あてあるよって言ったんだよね。」



「え?それは、ここから近い?」



「覚えてる?前うちに来てた、チャラいメガネの、」



「ふっかさん?」



「あ、そうそう!あいつ、雑貨屋の店長でさ、そこで採用決まってるよ。」



「…場所は?」



「車でここから1時間はかかるね。」



「北斗んとこから、通う?」



「あれ?聞いてない?今日ジェシーんとこの荷物取りに行くって話。了承得てると思ってた。」



「は!?」



ガタンっと立ち上がる。



他のお客さんの注目を浴びたけど関係ない。



俺に会わずに遠くに行くんだ。



「舘さんごめん!!!」



財布から一万円札を取り出して、机に置き、走って店を出た。



何で今日に限って、歩いてきたんだ!



何で今日に限って、サンダルなんだ!



何で今日に限って、信号は赤なんだ!



何で今日に限って、、、、、




20分走って自宅に着く。



エントランス前には車が止まっていて、



急いで駆け上がる。



家までこんなに走ったのは初めてだ。



「っ、、Aさん!!!!」



玄関の扉を開けると、衣装ケースを持つ北斗と小さな鞄を持つAさん。



『ジェシーくん、』



目をまん丸にして。時が止まった気がした。



「話!したくて、」



『、ごめん、時間なくて、』



慌てて俺の横を通り過ぎようとするAさんの腕を掴む。



「北斗、」



北斗に声をかけると、はあ。とため息をついて、下で待ってると出ていった。



「Aさん、俺のこと嫌い?」



『っ、』



「俺、最初は姉さんの償いのために一緒にいる選択をしたよ。」



「でも、一緒に過ごすうちに、Aさんの好きなところたくさん見つけて…。好きなんだ。」



『、、ごめんなさい。』



『もう前に進むことにしたの。全部過去のこととして置いていくって決めたの。』



だから、、、、

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作者名:エリンギ | 作成日時:2020年7月28日 17時

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