episode#2 ページ7
「お楽しみのとこ悪いが、今のうちに身を引いた方が身のためだぞ」
「あ“ん?」
「ポリ公を呼んだ。捕まりたくねぇなら今すぐ逃げ…」
「なに舐めた真似してんだごらっ!!」
「うっ…」
殴られた。
咄嗟に受け止めようとしたが、手を出してはいけないと躊躇してしまった。
あーくっそ…久々にいいのもらったわぁ…
「はは、いってーな…」
「なに笑ってんの?ドMかおま…」
ﾄﾞｻｯ
「ｳｸﾞｯ…」
「はは、きったねぇ顔だなお前」
相手が最後の言葉を言い終わる前に首根っこひっ掴み地面に頭を擦り付ける。
もう一人の仲間はその様子を見て悲鳴をあげそそくさと逃げてしまった。
面白くねぇ。
「可哀想だなぁ、そんな顔じゃ女と全く縁がないんだろうなぁ…あぁだからおっさん捕まえて発散させようとしてんのか納得。」
「ﾋｯ…」
「なぁ、俺も人を痛め付けたくないわけよ?最後のお願いなんだけど、早くここから逃げてくんね?あぁ…お前がドM何なら楽しめさせる自信はあんだけど…?」
なぁ、ドウスル?
何て言って首を絞める手を緩めれば即座に逃げていく男。
所詮この程度か…向こうじゃもっと歯応えあったのになぁと、昔の思い出に浸っていると、横目にスーツの男がへなっと座っているのが見えた。
このおっさん逃げてなかったんだ。
「なぁあんた…」
「ﾋｯ…」
「あ、怖かったよなゴメン…ナサイ」
「…」
「どこまでされたンスカ?はだけてるだけだから最後まではいってないか…」
「…」
「あ、でも足怪我してる…スネ。アノ、コンビニ近くにあるんで…」
俺が話しかけている間、じっと此方を見つめている。
その目の下には、ハッキリとした隈が広がっていて…
何だろう、やっぱり思い出せない…
「あ、あの…何で…」
「ん?」
か細い声でそう俺に問う。
何で、とは何で助けたのかってことなのか?
「…あんたの声が聞こえたから」
「え…」
「助けてって言ってたよな…多分…」
「…」
「その、ちゃんと聞こえてたから、あんたの声」
「ｱｯ…ｳｩ…」
「は…な、泣くな…泣かないでクダサイヨ…」
安心したのかすんすんと鼻の音を鳴らし泣くスーツの男に戸惑う。
泣かれるのは得意じゃねぇ…
そう思っているといきなりスーツの男は俺の首に手を回し肩口に顔を沈めた。
うわなんだコイツいきなり…
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あかねっこ(プロフ) - たかのりさん» 私の代わりに教えて下さりありがとうございます!! (2018年11月3日 16時) (
レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - カリーチェさん» リクエストありがとうございます!!攻め主でいいんですよね?ご期待に添えられるか分かりませんが書かせていただきます!! (2018年11月3日 16時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
カリーチェ - 男主くん攻めをお願いします！ (2018年11月1日 19時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
カリーチェ - すいません！間違えました！ (2018年11月1日 19時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - カリーチェさん» 男主攻め固定ですよ……？ (2018年11月1日 15時) (レス) id: e7418c529b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかねっこ | 作成日時：2018年10月14日 9時
