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episode#3 ページ42





「…独歩さん、なにしてんの?」

「はっ…え、と…」



観音坂独歩…只今人生最大のピンチに陥っている。

裸にシャツ一枚というヤバい格好の上に、シャツの持ち主(恋人)とご対面…全然笑えない。

今は一二三でもなんでもいいからここから助けてくれ…!!



「ど、独歩さ…」

「本当にすみませんすみませんちょっとした出来心なんです、いや全く下心がなかったと言えば嘘になるけどと言うかありありなんだけど、まさか自分でもこここまですると思ってなくて…本当にごめんなさい嫌いにならないで下さい…あぁ、無理だよな。俺のことなんか嫌いになったよな…勝手にタンス漁って勝手にシャツ着られたら、気持ち悪いよな。俺はなにしてんだ…こんなだからAから嫌われるんだよ。俺は俺は俺は…っ!!」



お得意のジャパニーズ土下座を繰り出しながらいつもの悪い癖を発動する。

Aは何も言ってこない。

今度こそ嫌われたっ!!

そりゃそうだ…考えればわかるだろ。

わかる、事なのに…

ポタポタと目から涙がこぼれ落ちる。



「顔、上げてよ独歩さん…」



そう言ってぽんっと優しく肩を叩かれる。

そっと顔を上げAの顔を見上げた。



「…お前、なんて顔してっ…」

「…あんま見ないで下さいよ」



そこには顔を真っ赤にして此方を見ているAの顔があった。

じっとその顔を見ていると、Aは俺を正面から抱き締め、首に顔を埋めた。

そこでAは、あ“ーだとかう“ーと唸り始める。

その息が耳に掛かって少しくすぐったい。



「独歩さん…なんでそんな可愛いことするんですかぁ…」

「俺が、可愛い…?そんなわけ…」

「独歩さんはもっと自分の可愛さを理解した方が良いと思うんだけど」

「そんなこと言うの、お前くらいだ…」



俺以外ももっといるってー!と言ってAは顔を此方に向ける。

その顔は顔の赤みはまだ引いてないものの、やけに真剣な表情であった。



「で、なんでこんなことしたの?」

「えっ…」



そう言われて、当初の目的を思い出す。

何でって…言えるわけないだろ。

襲って欲しいのでやりました、なんて…

これこそ絶対引かれるに決まってる。



「だ、だから出来心で…」

「出来心って、どんな…?」

「うっ…」



そう言ってぐいっと顔を近づける。

少し動けばキスできそうな距離に、不覚にも心拍数が上がってしまう。

てかなんでコイツ、今日はこんなに食い気味なんだよ!?




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あかねっこ(プロフ) - たかのりさん» 私の代わりに教えて下さりありがとうございます!! (2018年11月3日 16時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
あかねっこ(プロフ) - カリーチェさん» リクエストありがとうございます!!攻め主でいいんですよね?ご期待に添えられるか分かりませんが書かせていただきます!! (2018年11月3日 16時) (レス) id: 11c41707f8 (このIDを非表示/違反報告)
カリーチェ - 男主くん攻めをお願いします! (2018年11月1日 19時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
カリーチェ - すいません!間違えました! (2018年11月1日 19時) (レス) id: e7868645e8 (このIDを非表示/違反報告)
たかのり(プロフ) - カリーチェさん» 男主攻め固定ですよ……? (2018年11月1日 15時) (レス) id: e7418c529b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかねっこ | 作成日時:2018年10月14日 9時

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