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「ほんと馬鹿なの? それとなんでここまで脱がされてたわけ?」


カルマは呆れ半分真剣半分な顔をして私に聞いた

そういえば…その言葉に脱がされかけたのを思い出して体と声が震え出す
体が震えてるのをバレたくないため必死に全身に力を込めた



「それは…」




この状況に気づいたカエデがすぐさま私の方へ近づく



「カルマくん、Aは私と神崎さんを守るために啖呵切って向かっていったの それでこうなっちゃったんだよね?」





それを聞いたカルマは目を見開いたあとスっと顔をふせた
怒らせちゃったかもしれない…



「ごめん、カルマ その、次は!ちゃんと自分もみんなのことも守るから!だから…」





必死に言葉を繋いだ時だった
カルマは私の腕をぐっと引き
自分の方へ抱き寄せた







みんなの声にならない声が夕焼けに溶ける




「…はっ??」





私の肩に腕を回して痛いほど力強く抱きしめた

私はみんなの視線を感じカルマを振りほどこうとする



「ちょっ、ちょっと待って!!!!みんないるし、そもそもこういうことは好きな人と」






「黙って」





続きの言葉はカルマによって遮られた
良い意味で支配するような声
これを言われたら私は黙る以外に選択肢がない





「今だけ、それにA足震えてるよ?気づいてないとでも思った?」





全部見抜かれてたんだ…
カルマって人物はやっぱり私の想像を凌駕してくる





「割とビビりなくせに…よく頑張ったね」





そう言われた瞬間涙が溢れ出した




「…怖かった」



そう一言言うと優しく頭をポンポンと撫でてくれた
頑張ったねと言われて一気に気が緩む
カルマの温もりを直で感じた今
離さないで欲しいと心の片隅で思ってしまった

入浴の時間→←42



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設定タグ:赤羽業 , 暗殺教室 , 赤羽カルマ   
作品ジャンル:アニメ
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みづき(プロフ) - 猪口玉理さん» 感想ありがとうこざいます!!初心者でまだまだ未熟ですが頑張ります!! (2020年3月31日 18時) (レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
猪口玉理(プロフ) - はじめまして! チョコダマリと言います。家庭教師ヒットマンREBORN!の作品を書いております。1ページ読んで面白いと思いました! これからも頑張ってください! (2020年3月29日 15時) (レス) id: 737d873cb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月10日 15時

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