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すると先生は突然真面目な声で奴らに向かって語り始めた


「エリートではありませんよ 確かに彼らは名門校の生徒ですが、学校内では落ちこぼれ呼ばわりされクラスの名前は差別の対象になっています」


「ですが、彼らはそこで様々なことに前向きに取り組んでいます 君たちのような他人を水のそこに引っ張るようなマネはしません」


その言葉一つ一つが私の心の中に溶け込んでいく


「学校や肩書きなど関係ない 清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に進めば魚は美しく育つのです」


肩書きかぁ…
そう考えているとカルマたちは奴らの背後へと忍び寄った




「さぁ私の生徒たちよ、彼らに修学旅行の基礎知識を体に教えてあげるのです」




そう先生が合図した瞬間
4人は一気に腕を振りかぶる





『ドスンッっ!!』




となにか重いものが頭に落ちる音
よく見たらそれは先生特製のしおりだった









「A!!!」


そう叫びながら私の方へと走ってくる
彼の必死さとは裏腹に、私はあまり汗をかかない彼が珍しく汗をかいていることに驚いた




業「今解くから…ってなんでAだけ足まで拘束されてんの?」




するとカエデは、はっとした顔になりカルマに




「今Aの縄は解かないほうがいいかも!うん!カルマくんのためにも!ね??」





「何言ってんの茅野ちゃん?今すぐほどかない…と………」




カルマは私を見て固まってしまっていた
そして顔は今まで見たことないくらい真っ赤だった
私は気になり、改めて自分を見た




……………うわぁぁぁぁぁ!!!!
待って!!!見えちゃってる!!!





「やっ…!!!ちょっ、お願い見ないで!!!見たなら記憶消して!!!!」



私はパニックになりじたばたと体を動かす




「動かないで!!服止めてもらうまで待つから!マジで動くな!!」




カルマが声を荒らげる
私ははっと冷静になり先に解いてもらっていた神崎さんに服を止めてもらった後、カルマが解いてくれた




その帰り道、神崎さんはなんだか清々しい顔をしていた
この経験の中で神崎さんの中の殻が破けたのかもしれない


そんなことを考えていると突然真剣な目をしたカルマに呼び止められ私はそっちへ歩いていった

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設定タグ:赤羽業 , 暗殺教室 , 赤羽カルマ   
作品ジャンル:アニメ
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みづき(プロフ) - 猪口玉理さん» 感想ありがとうこざいます!!初心者でまだまだ未熟ですが頑張ります!! (2020年3月31日 18時) (レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
猪口玉理(プロフ) - はじめまして! チョコダマリと言います。家庭教師ヒットマンREBORN!の作品を書いております。1ページ読んで面白いと思いました! これからも頑張ってください! (2020年3月29日 15時) (レス) id: 737d873cb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月10日 15時

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