君の背中 【赤羽業】

殺し屋の時間 ページ21

暗殺を始めてからもう１ヶ月が過ぎた
殺せんせーが地球を爆破する3月まで
残り11ヶ月
そんなある日…



｢今日から新しい外国語の臨時講師を紹介する｣


｢イリーナ・イェラビッチと申します みんなよろしく！｣


めちゃくちゃグラマラスな女の先生がやってきた しかもすごい先生にベタベタひっついてる…それにしてもすっごい美人だな…


｢本格的な外国語に触れさせたいとの学校の意向だ 英語の半分は彼女の受け持ちで文句ないな？｣


殺せんせーは仕方なそうに了承していた


｢なんかすごい先生来ちゃったね…｣


私は隣のカルマも同じ気持ちだろうと同調を求め話しかけた
するとカルマは意地悪そうな顔をした


｢Aには無いものいーっぱい持ってる先生だね｣


？私に持ってないもの…？？？
英語能力？でも私そこまで苦手じゃないし


｢英語ならそこそこ出来るよ？｣



｢バカだなぁもっと他に対照的な違いあるでしょ？Aと比べて ｣


カルマがにたにたと先生と私を見比べた
対照的…？
私は自分とその新しく来た先生を交互に見た
……こいつ!!!!!!


｢セクハラ反対！！！｣


大人の女と中学生比べるな！！というかカルマってそういうこと興味ないと思ってたから意外だけど…いやいやいや！でもさぁ対照的とはなんだ！対照的とは！


またばっと先生たちの方を見ると殺せんせーはグラマラスな女の先生にデレデレした様子だった



｢あぁ…見れば見るほど素敵ですわぁ その正露丸みたいなつぶらな瞳 曖昧な関節 ｣



｢わたし虜になってしまいそう♡｣




絶対そこがツボな女の人いないでしょ！！騙されないで殺せんせー！！




でもやっぱり失礼だけどこの美貌で普通の教師はありえない
その上この時期にやってくる先生…


殺し屋だ

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