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私は思わず奥田さんに声をかけた
「奥田さん…先生あの薬毒って言ったんだよね?」
奥田さんは焦っていてで私に言葉を返す暇もない様子だった
「だっ、騙したんですか!殺せんせー!?」
「奥田さん 暗殺には人を騙す国語力も必要ですよ」
奥田さんはその言葉に拍子抜けた顔をしていた
「どんなに優れた毒薬を作れても…今回のようにバカ正直に渡したのではターゲットに利用されて終わりです」
確かに…殺せんせーの言う通りだった
「渚くん、あなたなら先生にはどうやって毒を盛りますか?」
「僕は…先生の好きな甘いジュースで毒を割って特製手作りジュースって言って渡すかなぁ…」
「そう、人を騙すのには相手の気持ちを知る必要がある 言葉に工夫をこらす必要がある」
「上手に毒を盛るには国語力も必要なのです」
殺せんせーが言いたかったのはこういうことか
「君のその才能は将来みんなの役に立てます それを多くの人にわかりやすく伝えるためにも毒を渡す国語力も鍛えてください」
そう言うと効果が切れたのか元姿の殺せんせーが現れた
「はっ…はい!!」
すると隣のカルマがははっと笑いだした
「カルマ?」
「ん?みんな暗殺以前の問題だなぁーって」
猛毒を作れる生徒も先生の前ではただの生徒になってしまう
まだまだ先生を殺せる生徒は出そうにないね
「…それでその人物というのは?」
『正真正銘の実績あるプロの暗殺者だ』
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みづき(プロフ) - 猪口玉理さん» 感想ありがとうこざいます!!初心者でまだまだ未熟ですが頑張ります!! (2020年3月31日 18時) (レス) id: baa518ef73 (このIDを非表示/違反報告)
猪口玉理(プロフ) - はじめまして! チョコダマリと言います。家庭教師ヒットマンREBORN!の作品を書いております。1ページ読んで面白いと思いました! これからも頑張ってください! (2020年3月29日 15時) (レス) id: 737d873cb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みづき | 作成日時:2020年3月10日 15時