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ゆっくりと私の方に近づいてくる狼
あと6m、5m・・・
その時、目の前に白い霧がかかる
目の前が真っ白になり下に伏せる
ぼやけた視界で見えたのは人のような影が
そこで霧が晴れる
少しづつ顔を上げていく
と、そこには・・・
『なんで、貴方が・・・・・・』
あの坂、あの屋台であった男性の姿が
すると男性は
何かをボソッと呟いた
「やっぱり・・・・・・・・・だ。」
『え、』
「やっぱり・・・・・・君だ。」
「僕の運命の人は。」
色々な情報で頭がパンクする
蜂蜜レモンのお兄さんがあの一匹狼?
彼を人間にできるのが私?
運命の人?
「僕が導いたんだ。」
唖然とする私に声をかけハッとする
『あ、あのっ・・・あなたの正体って・・・。』
「・・・・・・・・・僕が一匹狼だよ。」
『・・・・・・ぱり。
やっぱりそうだったんですね。』
なんとなく予想はついた
でも・・・
『導いたって・・・何なんですか・・・?』
「あの時・・・
あの飲み物を拾った時、懐かしかった。
パパが好きだった味と一緒、
おばあちゃんから貰った味と一緒。」
「だから、もしかしたら君かなって・・・」
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作者名:hyu-ra | 作成日時:2020年9月21日 10時