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今日は休み


そんな休日も外を見れば橙色に染っている


ベッドで寝伸びをしていると




「A〜!!!ちょっと降りてきて!」




リビングからお母さんの声が


相変わらず声が大きいななんて思いながらも


階段を降りていく






『はいはい、何ー?』


「あなた今暇でしょ?お使い行ってきてよ。」






呼ばれたのはいいけど結局はパシリね


無理やりお金とメモを渡され


渋々、外を出る




『さむい・・・・・・』





外に出ればやはり風が強く寒い


コートのポケットに手を入れ歩き出す









『これと・・・これ、よしっ。』




お使いを頼まれた店から出て家へ向かう





『向かい風ってほんとにやだ・・・』




顔を下げ頭から歩いていく


すると突然、


向かい風から背中を押す向きに変わった






『え、ちょっ・・・嘘でしょ。』






まるで誰かに押されているかのように


どんどん進んでいく


気づけば街並みから外れた場所に来ていた





『何処よ、ここ・・・。』





周りを見渡すがシーンとこじんまりしている


外には少しある街灯のみ




そして目の前には


大きな森が






『帰ろう・・・。』



そうは思うが足はその森の方へ進んでいく





『なんでよっ・・・!』




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作者名:hyu-ra | 作成日時:2020年9月21日 10時

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