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「都市伝説ではないそうですよ。

実話を元に、

この巻物が書かれたと推定されてます。

そして今も尚、

狼は住んでいるという噂が出されてますね。」




今もいるのか・・・



1度、1度だけでいいから見てみたいな


そう思いながら教室の窓から空を見上げた









『ふぅ、終わった・・・。』




クラスメイトの急用で


私が代わりとなった掃除がやっと終わった


時間を見れば4時を過ぎている



急いで靴に履き替え門をギリギリで出る




『今日はトッポギ食べて帰ろ・・・。』







お父さんとお母さんは残業で遅くなり


おばあちゃんはシャンソンのお友達とお食事会




一人っ子なので待っている人もいないため


屋台のトッポギを食べることにした






『すみません、このトッポギ下さい。』



近くにあった屋台のベンチに腰を掛けて待つ




『はぁぁ・・・』



大きな息を吐くと白い煙がでる





「はい、お待たせ。ゆっくり温まりなよ〜」



いつの間にか出来上がっていたトッポギを


手元まで持ってきてくれた優しいおじちゃん






美味しそうと思い口に運ぼうとした時



「ん?あの人・・・君の知り合いかい?」






おじちゃんが手を差し伸べる方を見れば・・・



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作者名:hyu-ra | 作成日時:2020年9月21日 10時

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