検索窓
今日:8 hit、昨日:7 hit、合計:1,756 hit

20. ページ20

.





そうずっと抱えてきた思いを話した彼は


涙を流していた





『よく頑張ったね・・・、凄いよテヒョンさんは。』





頬に手を触れ涙を拭き取る


それでも涙は止まらない


それだけ我慢してきたのであろう





『はい・・・』




そっと蜂蜜レモンを渡すと


震えた手で受け取るテヒョンさん





「・・・あったかいねっ・・・・・・。」



『ふふ、そうですね。』





そんなテヒョンさんをそっと抱きしめる



背中を擦りながら大丈夫と声をかけ


数十分たった後にようやく涙は止まった





『・・・テヒョンさん。』



「なに・・・?」



『お金、払いに行きましょうか・・・!』




ずっと握りしめている小さな花




「でも、僕お金なんてっ・・・」


『私が払います。』





「え・・・?」




『それ、私にくれるんでしょう?

テヒョンさんの知らない世界を、

私がこれから教えます。』




まだ唖然としているテヒョンさんに





『行きましょうか!・・・ふふ。』




そう言って手を取り森から歩き出す






森から出ると


私たちを待っていたかのように


大人達がずらりと並ぶ







「全く、なんてことをしてるんだ!」



「これは犯罪よ?!」



「さぁ、商品を返してもらうよ!!」







あぁ、


テヒョンさんの気持ちがわかったよ


この大人達に囲まれて


まだ何も知らない自分にこんな風に言われたら


怖くなるもの




.

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←19.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:BTS , 防弾少年団 , テヒョン
関連タグ:JIN , ジン , ミンユンギ , テテ , BINA , seventeen
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:hyu-ra | 作成日時:2020年9月21日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。