4度目の人生､波乱万丈な話｡【暗殺教室】【男主】

苗字､渾名 ページ12

業「あー俺?俺は結構気に入ってるよこの名前」


皆の珍しい名前代表みたいな名前してんのに?!という思考を読み取ったのかそう言うカルマ｡

まぁ本人が気に入っとんのやったらえっか｡

学秀にアンタ苗字と繋げたら"朝の学習"になるで｡ウケる｡って言うとこ｡←


業「たまたま親のへんてこセンスが子供にも遺伝したんだろーね」


偶々というか必然やんな､それ｡ちゃんと遺伝しとる｡それ確実に遺伝しとる｡

遺伝しとらんかったらあの亡きグリップ(死んでません)におじさんぬなんて渾名付けへんよな…

俺がそんな事を考えていると茅野ちゃんが俺の方を向いてそういえば､と口を開いた｡


茅野「名前じゃないけど栗花落君の苗字も結構珍しいよね」

『全国に60人ぐらいらしいですよ』

茅野「そりゃ周りに居ないよね…」


前世には居ったけどな｡

しのぶとカナエさんがカナヲに苗字の候補幾つか出して決めさせたんやったんやんな｡

なんかめちゃくちゃ悲しいストーリーが隠れとる苗字としても有名らしいけど説明するのには文字数がキツいんでそれはご自分で調べて下さい(((


業「ヘンテコな名前って中々1発で呼んでもらえないけどね〜」


俺の顔を覗き込む様にして､ね､栗花落君??と俺に共感を求めてくるカルマに､そうですね､と返す｡

ね､ホントー｡とそれに対して返ってきたギャルみたいな返事は無視したが｡←

というか何気に意見合うん珍しない??奇跡やん()


タコ「先生も｡名前については不満があります」


苗字や名前について皆で盛り上がっているとヌッと現れたのは殺せんせー｡

方向性ちゃうと思うでそれ｡どっちかというと名前というか渾名に近ない??それ…


タコ「未だに2名ほど…その名前で呼んでくれない人がいる」


殺せんせーは横目でチラリと烏間先生とビッチ先生の方を見ながらそう続けた｡

その当の烏間先生とビッチ先生は困ったように少し反応した｡

まさかこんな形でそれとなく避けてきたところを突かれるとは思わんかったやろうな…

やって"殺せんせー"やで??中学生らしさ全開のちょっと大人が呼ぶにはハードル高めな名前やんな｡しかも本職が本職やし｡


タコ「烏間先生なんて私を呼ぶ時"おい"とか"おまえ"とか｡熟年夫婦じゃないんですから」


これには皆苦笑い｡


でも俺は知っている｡


最期には､ちゃんと呼んで貰えますから｡


そう､そっと心の中で呟いた｡

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