伝える ページ44
Aside
ライブも無事終わって、担当医師にもちゃんと報告をして、私は打ち上げをごめんなさいと頭を下げ早々にホテルに帰ってきた
久々に自分でメイクをして、オシャレをして、女の子になる
お気に入りの服とお気に入りの鞄を持って私は部屋を出た
(ジンギさんには連絡してあるから大丈夫かな?)
ジンギさんに連絡すると、少しだけ遅れるから先に個室で待っていて欲しいとのこと
“2人だけ”の打ち上げ
こんな素敵なご褒美にわくわくして
早く来ないかなあなんてにこにこして、多分5歳児だったと思う
そこに
ジンギ「ごめん、遅れた…」
A「大丈夫だよ笑それより…え?」
ジンギさんは私に1本のお花を差し出した
ジンギ「アングレカム、お花の名前」
A「アングレ…カム?」
ジンギ「花言葉は…いつまでもあなたと一緒」
A「へ…」
ジンギさんは私を真剣に見つめた
ドクドク心臓がうるさいのがわかる
どんどんジンギさんに引き込まれて、こうしてまた私はもっとジンギさんを好きになる
ジンギ「僕は、またAさんの耳が聞こえなくなっても、他になにか起こったとしても、ずっと一緒にいる。…だから」
だから_____
もう涙が溢れそうだ
ジンギ「僕と付き合ってくれませんか。」
私は溢れた涙とともに二つ返事で了承した
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作者名:ゆづジョンギ | 作成日時:2018年1月26日 23時