―115 後悔のわけ ページ15
10年バズーカに被弾すると、10年後の自分と5分間だけ入れ代わる
それが正常に作動しなかったのは未来を支配せんとする、白蘭率いるミルフィオーレファミリーが原因で
過去へ戻るためにはまず、日本支部にいる入江正一を倒さねばならない
それがリボーンに次いで10年バズーカで未来へ飛ばされた沢田が、未来の獄寺から聞かされた情報だった。
「だから確かに、手紙の内容と一致してる」
それが過去へ帰れる手がかりだろうと
そう話すのは未来へ飛ばされて、なんの不具合か帰れなくなってしまったリボーン、沢田、獄寺、山本の4人
そこへさらに京子、ハル、イーピン、ランボも加わり、元凶とも言えるミルフィオーレとのギリギリな交戦をやり過ごした彼らは心身共にボロボロだった。
「獄寺の持っていた手紙と合わせて考えると、だいぶ過去に戻れるような気がしてきただろ?」
未来の獄寺のカバンに入っていた。ボンゴレリングを持った守護者を集め、白蘭を倒せという旨の手紙
ボンゴレファミリーに関わった人間が片っ端から始末されていく恐ろしい世界から抜け出す方法が見えてきて、ようやく落ち着くことができた。
「まー大丈夫だろ!オレ達の手で未来を変えようぜ」
「てめっ俺が言おうとしてたことを、この野球バカ!!」
いつものノリが戻ってきたふたりに顔がひきつるが、そこでふと沢田には思い出したことがあるのか考え込むように少し俯く
「十代目?どうしたんです?」
「いや、こっちの山本とは話題に上がらなかったから獄寺くんは聞いてないんだっけ」
リボーンは聞いたかと尋ねるが、端折りすぎて脈絡が読めないと飛び蹴りを頬に食らった沢田は後ろに吹っ飛ぶ
獄寺に止められるが、リボーンはどこ吹く風だ。
「んでなんの話だ、詳しく話せ」
「…こっちに来た時、未来の獄寺くんが言ってたんだよ。トガセさんに謝りたい、トガセさんを疑わないで下さい、って」
Aの名前が出た瞬間、リボーンの顔に影がさす
「トガセ?あの女がどうかしたんすか?」
「詳しくは聞いてないからわからないけど、あの時の獄寺くんすごくつらそうで、泣きそうな顔してたんだ。
リボーンは未来の山本からなにか聞いてない?」
ここではじめてリボーンの顔が暗くなっていたのに気がついた沢田は思わず口をつぐむ
こんな顔は今までもよく見たけれど
なんか、いつもとは違う気がする
「小僧?どうしたんだ?」
「リボーン?…」
「…話は聞いてる。もちろんトガセも集めなきゃいけねぇわけだからな、山本とジャンニーニから聞いた話だが、あいつについても話しておくぞ」
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なの - 久しぶりに読みに来たのですが、やっぱりぽんかんさんの小説はとっても面白いです。どれだけゆっくりでもいいので、更新いつまでも待っています。 (5月6日 23時) (レス) id: 516891f2ca (このIDを非表示/違反報告)
po_poncham(プロフ) - 一夜さん» 長らく更新していてすみません、あたたかいお言葉ありがとうございます。ふたりとも幸せにするために頑張りますので、今後もよろしくお願いします。 (2022年2月24日 0時) (レス) id: feaf66d49a (このIDを非表示/違反報告)
po_poncham(プロフ) - 杏音さん» 長らく更新できずにすみません、シルヴァくんまた出てくるのでお楽しみにしていてくださいませ。 (2022年2月24日 0時) (レス) id: feaf66d49a (このIDを非表示/違反報告)
一夜(プロフ) - 初めまして。ぽんかん様のこの小説がとても大好きで何度も繰り返し読ませて頂いております。トガセちゃんもシルヴァくんもとても大好きです。お忙しいとは思いますが、いつかまた更新されることを願っております。素敵な作品に出会えて幸せです。ありがとうございます! (2020年12月26日 4時) (レス) id: a1724270ec (このIDを非表示/違反報告)
杏音(プロフ) - はじめまして。どちゃくそに好きです私..!シルヴァくんすごく好きです!!続き楽しみにしてますね! (2020年3月14日 4時) (レス) id: 966729f8ef (このIDを非表示/違反報告)
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