14話前半「20日目」 ページ39
・朝6:30・執事の秘密基地へ移動中・
タタタタ...!!
貴「っはぁ...はぁ...もう...きつっ」
〜起きて早速脱獄しカラットさんを置いて逃げているAです〜
〜これは約1時間以上前の話です〜
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・朝5:57・城の裏側(脱獄中)・
カ「まさかもう起きてるとは思ってなかった」
貴「それは褒めてるのか馬鹿にしてるのか...」
カ「それは自分で考えろ」
カ「言い忘れていたが、『謎の穴』に繋がっているのは『五つの世界』があるんだ」
貴「五つも?!私が住んでた所以外にもあるの?」
カ「順番に『人間世界』『監獄世界』『不思議世界』『支配世界』そして『暗闇世界』だ」
カ「お前の出身は人間、俺は不思議、んで俺達が今ここにいるのは監獄だ」
カ「『謎の穴』は小さくなったり大きくなったりする」
カ「穴が大きいほど行きたい世界の願いが叶う」
カ「小さいほど叶わないが、運命が変わったり知らない世界へと連れていってくれる」
カ「もし、穴が大きかったらお前は人間世界に戻りたいと願え。わかったか?」
貴「わかった!」
カ「じゃあ俺はここで1度お前とはお別れだ」
貴「1度...?」
カ「そのうちわかる。ほらさっさと行け」
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〜と言われカラットさんを置いていったのです〜
貴「はぁ...!っもうちょっとで...!」
〜カラットさんとさよならをしたので次の順番は確か...〜
〜フックさん→狐に変身したホック君→ネイ君だったね〜
・執事の秘密基地・
ガチャ!
貴「っはぁ...はぁ...」
フ「予定より早いな。」
貴「フックさん...!」
フ「こっから近いし歩いて行くぞ」
貴「何言ってるんですか?!早く行かないと『謎の穴』って奴は!」
フ「予定がズレると計画も少しはズレる」
フ「それに...1度お前と話がしたかったんだ」
貴「話...?」
フ「いいから行くぞ。」
〜しぶしぶ思いながらもついて行った〜
フ「本当は怖いんだろ?ここから逃げるのが。」
〜突然だったので一瞬戸惑ったが〜
貴「はいとても怖いです」
フ「そうか。だが、今逃げないとお前は死ぬ」
フ「後ろを向くな。例え俺が死んでもな。」
フ「誰も助けるな。俺らが考えた計画が崩れる。」
フ「まぁ...少しの間だったが、今までありがとう」
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作者名:キリ(6人格) | 作成日時:2017年8月17日 14時