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Side：GREEN
今日のレッスンは、地獄のようだった。
何度確認しても、進まない時計の針。
冷や汗が止まらなくて唇が震え、表情も作れない。
みんなからワンテンポ遅れてステップを踏めば、余計に頭が混乱した。
やっと休憩の合図がしたが、自分の意思に反して身体は全く動かない。
ぼーっとして突っ立ったまま、遠くの方にみんなの笑い声が聞こえる。
＿＿＿もうダメかも。
と思った時、誰かが俺を支えてくれた。
自然と力を預けるように、身体が斜めに傾く。
真っ暗な落とし穴に、ずるずると吸い込まれてるみたいだ。
▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥
スーッと力が抜ける感覚がして、ギュッと瞑っていた瞼を開く。
目を点にしてみんなを見つめていると、両手を握られた。
Red『慎太郎、大丈夫？くらくらする？』
「、、、ちょっとだけ、めがまわってる」
Blue『水飲めたら飲みな。すっごい汗かいてたから』
…喉は乾いてる。だけど、今は血が回ってない感じがして気持ちが悪い。
「、、、こおり。氷食べたい」
どうしても口にしたくて、お願いをする。
Black『慎太郎、もしかしてそれ、貧血じゃない？』
Blue『確かに。鉄分が不足すると氷食べたくなるって言うし』
Black『最近、ちゃんとご飯食べてる？』
＿＿＿図星をつかれ、今までの怒涛の日々を思い出す。
『ロケ弁とかで、適当に済ませてた。…ごめん』
体調管理もできないのかと、自分に呆れる。
個人の事はグループに持ち込まないって、決めてるのに。
Red『…慎太郎、ちょっとお休みしよっか』
「え？」
Red『体調良くなるまで、休も。』
Black『俺たちも、行ける日は慎太郎ん家行ってご飯作るから』
「え、でも」
そんなことしたら、また迷惑かけちゃうよ。
Pink『大丈夫。ちゃんと元気になって、また仕事しよ』
疲れ切って限界だった俺は、みんなの提案を素直に受け取った。
「…ありがとう」
背中をさすられて、安心する。
心も身体も、栄養が不足していたみたいだ。
これからゆっくり、充電しよう。
𝓕𝓲𝓷．
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sih(プロフ) - そらさん» リクエストありがとうございます！！順番に答えさせていただくので少々お待ちください🙇♂️具体的でありがたいです🫶💕 (2023年2月11日 8時) (
レス) id: 5ae6298616 (このIDを非表示/違反報告)
そら - sihさんのお話毎日の楽しみにさせていただいています。🐻がノロウィルスにかかって、吐き気や腹痛に苦しむお話が読みたいです。冷や汗をタオルで拭われていたり、お腹抱えている 🐻がみたいです。もしよろしければお願いします。 (2023年2月10日 20時) (レス) id: 50eefa7b64 (このIDを非表示/違反報告)
sih(プロフ) - omotigaloamoti1さん» こちらこそ、ありがとうございました🌷 (2023年2月7日 20時) (レス) id: b88fb8fe67 (このIDを非表示/違反報告)
sih(プロフ) - pota6さん» めちゃくちゃ具体的にありがとうございます！！😭精一杯書かせて頂くので少々お待ちください！ (2023年2月7日 20時) (レス) id: b88fb8fe67 (このIDを非表示/違反報告)
omotigaloamoti1(プロフ) - リクエストに答えてくださりありがとうございました！ (2023年2月7日 17時) (レス) id: 1b8f12af07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SUnfLoweR | 作成日時：2023年1月28日 2時
