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Side:BLACK
良かった、ひとまず慎太郎は見つかった。
グループチャットを開いてボタンを押せば、3人ともすぐに出てくれた。
「慎太郎、4階にいる。京本が見つけてくれた」
Blue『まじか、俺らもすぐ行くわ』
Yellow『何か持ってかなくて大丈夫?水、とか』
Blue『高地、水とタオルお願いできる?』
Yellow『了解、ジェシーにも頼むわ』
連携を樹に任せ、通話を聞きながら階段を上がる。1秒でも早く、と足を動かした。
〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜
急いで部屋に駆け込めば、京本が慎太郎を抱えていた。
「京本っっ!!」
『北斗、!慎太郎がっ』
「とりあえず、水とか頼んだから。…息はしてるね、だいぶ苦しそうだけど」
『救急車、呼んだ方がいいよね?』
「そうだね、お願いしていい?俺、服緩めたりするから」
『分かった!』
連絡を京本に頼み、慎太郎の額に手を当てる。
あっつ。尋常じゃないくらい熱い。こりゃあ苦しいな。
「慎太郎、俺わかる?北斗だけど」
『っんぁ、ん・・?』
虚な目が俺を捉えたらしい。小さく頷く慎太郎の頬には、泣いた跡がくっきり付いている。
「もうすぐで楽になるからね」
慎太郎を安心させるように、背中をさする。
俺にできることは、それしかなかった。
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sih(プロフ) - そらさん» リクエストありがとうございます!!順番に答えさせていただくので少々お待ちください🙇♂️具体的でありがたいです🫶💕 (2023年2月11日 8時) (レス) id: 5ae6298616 (このIDを非表示/違反報告)
そら - sihさんのお話毎日の楽しみにさせていただいています。🐻がノロウィルスにかかって、吐き気や腹痛に苦しむお話が読みたいです。冷や汗をタオルで拭われていたり、お腹抱えている 🐻がみたいです。もしよろしければお願いします。 (2023年2月10日 20時) (レス) id: 50eefa7b64 (このIDを非表示/違反報告)
sih(プロフ) - omotigaloamoti1さん» こちらこそ、ありがとうございました🌷 (2023年2月7日 20時) (レス) id: b88fb8fe67 (このIDを非表示/違反報告)
sih(プロフ) - pota6さん» めちゃくちゃ具体的にありがとうございます!!😭精一杯書かせて頂くので少々お待ちください! (2023年2月7日 20時) (レス) id: b88fb8fe67 (このIDを非表示/違反報告)
omotigaloamoti1(プロフ) - リクエストに答えてくださりありがとうございました! (2023年2月7日 17時) (レス) id: 1b8f12af07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SUnfLoweR | 作成日時:2023年1月28日 2時