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私は反射的に壁から耳を離してしまった。
「最低。やっぱりそういう関係だったんだ。」
これで2人が浮気をしていることは確定した。
これで悲しいなんて言って証拠をおさえないわけにもいかない。
私は瞬時に携帯を取り出しビデオにし壁にくっつけた。
「おい、A。何してんだ？」
「Aちゃん、ちょっと真顔すぎて怖い。」
「え？あーごめんごめん。今証拠撮ってるから静かにして。」
「分かったけど、A悲しくないのか？」
「なにが？散々信じてきたものをぶっ壊されたんだからもう悲しいもなにもないよ。」
「本当にそう思ってるのか？」
嘘だ。悲しい。
本当なら今すぐ泣きたい。
今すぐ2人の元に突撃して問いただしたい。
殴ってやりたい。
でも、そんなの今更のことでしょ？
だって少なくともこの関係は一年前くらいから始まってるんだから。
「辛いならちゃんと話してくれ。そのために俺らいるようなもんだし。」
「そうだぜ！Aちゃんちょっと涙溜まってきてるし。泣きたい時は泣いていいんだぜ！」
この2人の一言で
私は携帯をおいて2人にぶつけた。
「聞いてくれる？これで本当の本当に最後にするから。」
「「おう！何時までも聞いてやるぜ！！」」
「私、本当に勝己のこと大好きだから別れたくない。マネージャーだって長い付き合いだから縁を切るなんてしたくない。どうしたらいいのか分からない。」
「何回も自分を抑えて別れてやるって強気な自分を演じてたけどやっぱり私は弱かった。」
「何回も泣いてるのにまた涙は出てくるし、何回も決意したはずなのに何回もそれは折れて。」
「もう私には分からない。誰かに助けてほしい。」
そんな私のエゴイズムで言った言葉は全て受け止めてくれた。
「Aは感情のコントロールが効かなかったんだな。今までよく耐えた。漢らしいぜ！」
「Aちゃんは女の子でしょ！？誰かに話したほうが気持ちも楽になるから少しでも嫌なことがあったら俺に話しちゃって？全力で聞くから！！」
「ありがとう。助かったよ。」
「気持ちの整理をつけて明後日ちゃんと話をつけるね。」
「もう調査はいいのか？」
「うん。決定的な証拠はとれたし。」
「そっか。じゃあもう寝るか。」
そして私たちは寝ることにした。
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小杉 - 続き楽しみにしてます。 (2021年12月13日 18時) (
レス) id: 01c1702983 (このIDを非表示/違反報告)
895(プロフ) - はじめまして！とても続きが気になっていてずっと更新楽しみに待っています！ (2021年10月15日 6時) (レス) @page32 id: 3df3c77abb (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - レイさん» この作品を好きなってくれてありがとうございます。長らく更新できずすみませんでした。 (2020年12月27日 11時) (レス) id: cdba7d3fe6 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - この作品大好きです！更新楽しみに待ってます！！ (2020年12月5日 1時) (レス) id: d87e221303 (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - あーやんさん» コメントありがとうございます！おもしろいと言ってもらえて嬉しいです！！励みになります(≧∀≦) (2020年11月20日 20時) (レス) id: a10e21df5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶畑 | 作成日時：2020年5月22日 14時
