22 ページ24
その日は、浮気相手がマネージャーだということを知っただけで
その後決定的な証拠はとれなかった。
次の日
昨日と同じ銀座駅に私たちは集まり
勝己たちを尾行している。
「まさか、2日連続で会ってるとはな。」
「今日は午前だけだったし、あと明日はオフだしね。」
「ちょっと待てよ。爆豪も明日オフって言ってたぞ！？」
「え？じゃあもしかして大チャンス的な？」
「大チャンスといえばそうかもしれねーけど、Aの気持ち考えて言えよ。」
「ごめん、Aちゃん。変なこと言って。」
「大丈夫。もう吹っ切ってるから。」
ほんとは少し焦っている。
もしかすると一夜を共に過ごすんじゃないかと思ってしまったから。
もう過ごしているかもしれないがそれだけは嫌だ。
「さ、早く行こ。見失ってしまうよ！」
「おう！」
その後2人は
レストランに入りグラスを交わして談笑していた。
あんな勝己の笑顔は久し振りに見た。
マネージャーも幸せそうだ。
でも私はただ胸が苦しかった。
こんなに2人が幸せに笑っていた時間、
私はただ1人寂しくあなたの帰りを待っていたのに。
惨めすぎる。悔しすぎる。
「早く別れてって言ってくれればよかったのに。」
つい口にしてしまった。
「A、俺たちがいるから。」
「きっと大丈夫だぜ！」
なぜこの2人は私に優しくしてくれるんだろう。
本当にいい人たちを味方に持ったものだ。
「ありがとう。少し弱気になってた。でももう大丈夫！」
「だって2人がいるから！！」
この言葉を
最近の1番の笑顔で言った。
「お、おう。」
「Aちゃん。それは破壊力満点のスマイルだわ。」
「ありがとう。」
「も、もう出るみたいだから俺たちも出ようぜ。」
「そうだな！」
急に顔が赤くなってどうしたんだろ？
「2人とも少し顔赤いけど酔ったの？」
「まーある意味酔ったかもな。」
「切島、キザすぎだろ。」
「うるせーよ！」
「本当に大丈夫？」
「大丈夫に決まってんだろ！！」
「2人共ちょっと待て。」
「爆豪たちホテル入って行ったぞ。」
「まじかよ。」
1番起きてほしくないことが起きてしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小杉 - 続き楽しみにしてます。 (2021年12月13日 18時) (
レス) id: 01c1702983 (このIDを非表示/違反報告)
895(プロフ) - はじめまして！とても続きが気になっていてずっと更新楽しみに待っています！ (2021年10月15日 6時) (レス) @page32 id: 3df3c77abb (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - レイさん» この作品を好きなってくれてありがとうございます。長らく更新できずすみませんでした。 (2020年12月27日 11時) (レス) id: cdba7d3fe6 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - この作品大好きです！更新楽しみに待ってます！！ (2020年12月5日 1時) (レス) id: d87e221303 (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - あーやんさん» コメントありがとうございます！おもしろいと言ってもらえて嬉しいです！！励みになります(≧∀≦) (2020年11月20日 20時) (レス) id: a10e21df5a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茶畑 | 作成日時：2020年5月22日 14時
