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気がつくともう朝だった。
「朝か。今、何時なんだろ？」
携帯の電源を入れると、そこには‘爆豪勝己’の名前が画面いっぱいにあった。
「何回も電話折り返してくれたんだ。」
でも、今は掛けない。
今電話するのは何故か違う気がしたから。
でも、何回も掛けてくれたのは嬉しい。
やっぱり気にかけてくれてるのかと期待してしまう。
だけど、勝己は浮気をしている。
これは紛れもない事実だ。
…もうこのことを考えるのはやめよう。
「早くご飯食べよ。」
仕事が終わり家に帰ってきた。
今から勝己にもう一度電話する。
今は夜だが、勝己は出てくれるのだろうか。
やっぱり今も他の女といるんじゃ？
怖くなってきた。
やっぱりやめようかと思ったとき
着信音が鳴った。
誰からだろうと思い画面を見ると
掛けてきたのは勝己だった。
私は少し悩んだが電話に出た。
「もしもし。」
「お前、何回も電話折り返したのになんで出ねぇんだ。」
「ごめん。忙しくて。」
これは嘘だ。
泣いていたなんて言えない。
「そうかよ。で、なんで電話掛けてきたんだ？」
「決めるのもうちょっと待ってほしいと思って。」
「なんでだよ？それでいいって言ったじゃねぇかよ。」
「私、ライブが5日後にあるんだけど準備とかで忙しくて考える時間があんまりなくて。」
「そうかよ。で、いつまで待ってりゃいいんだよ。」
「えっと、後2週間くらい。」
「わかった。じゃあな。」
「うん。」
久しぶりに勝己と話したなぁ。
相変わらずすぐ切るところ変わってないな。
まただ。
また何年か前のことを思い出してしまった。
ここ最近ずっとだ。
今は今。
昔は昔
割り切れ私。
とりあえず後2週間猶予をもらった。
その間で絶対に証拠掴んでやる。
そう心に誓って私はいつもよりぐっすり眠った。
それからライブまではあっという間に過ぎていった。
そしてそのライブももう最終日。
ここでのライブも6回目。
勝己は毎年来てくれてたなぁ。
まー今年は来ないか。
そんなことを思いながら
私は最終確認を終えてライブが始まる30分前まで仮眠することにした。
そして時間は過ぎライブが始まった。
みんなが「「輝星〜！」」と呼んでいる。
私はみんなの顔を見ながら手を振っていると見覚えの顔があった。
どうしてあなたがいるの？
勝己。
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小杉 - 続き楽しみにしてます。 (2021年12月13日 18時) (
レス) id: 01c1702983 (このIDを非表示/違反報告)
895(プロフ) - はじめまして！とても続きが気になっていてずっと更新楽しみに待っています！ (2021年10月15日 6時) (レス) @page32 id: 3df3c77abb (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - レイさん» この作品を好きなってくれてありがとうございます。長らく更新できずすみませんでした。 (2020年12月27日 11時) (レス) id: cdba7d3fe6 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - この作品大好きです！更新楽しみに待ってます！！ (2020年12月5日 1時) (レス) id: d87e221303 (このIDを非表示/違反報告)
茶畑 - あーやんさん» コメントありがとうございます！おもしろいと言ってもらえて嬉しいです！！励みになります(≧∀≦) (2020年11月20日 20時) (レス) id: a10e21df5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶畑 | 作成日時：2020年5月22日 14時
