嘘つき ページ15
A「私が泣いたのは....多分、ここ最近いろんなことが起きて感情の制御が難しくなっちゃたんだと思う。」
「ならあの方に愛されることは？俺は前世でお前はあの方のリア恋勢？とかいうものかと思ったのだが」
A「君の口からリア恋勢という言葉が出てくるなんて思わなかった。しかも全然違う、私の前世の初恋はルーピン先生です。あと推しはフレッドだし」
「マジか」
お前来る時代間違えたんじゃないのか？とまで言ってくる
「お前が子世代に生まれてさえいたらこんなに面倒くさいことにはならなかったのにな」
A「後悔したってもう事後よ、諦めて」
この会話の時にさえこいつは命を狙ってきた
もうめんどくさいなぁ
A「インペディメンタ(妨害せよ)、サルビオ・ヘクシア(呪いを避けよ)、プロテゴ・トタラム(万全の守り)、プロテゴ・ホリビリス(恐ろしきものから守れ)」
「うわ、こいつ先に守りに入りやがったな」
私は何も悪いことしてない
むしろアバダケしようとしているお前のほうが悪い、絶対、異論は認めん
A「ていうか、私がもし本当にトムのことを愛しているんだったら、君からしたら自覚させないほうがよかったんじゃない？」
「何？」
A「だって、もしも本当にそうだったとしたら私は、本当に、たとえしんででも彼の未来を守るために動くわ。それこそ、貴方をどうするかわからない。
…後でどうなるのかはわからないけど少なくとも、今の私は貴方より強い。それはアバダケを防げているのでわかるでしょう？」
そこまで言うと彼は顔を歪めた
「....はっ、お前ごときにオレの本気のそれを使うわけないだろう？手加減してやっているんだ、調子に乗るんじゃない」
そう憎まれ口をたたく彼の目は濁っていて、恐ろしいものを感じた
だがその中に、悲しい、寂しいといった感情が見え隠れしているような気がした
A「....夢にまで見たこの世界で、自由でいられる力を持てるこの世界で、自分に嘘をつかないといけないの？」
そういうとはっとした顔をするネロ
A「あなたに何があったのかなんてわからない。昔の私なら、ヴォルデモート卿を復活させようなんて考える奴の考えなんてわかりたくもなかったと思う
でも今は違うよ。ヴォルデモートが、かつてトムのようなただの少年だったのと同じように、貴方もただの人間なんだよね。そう思う何かがあったのかもしれない
嘘をついてまであなたが守りたいものって何？」
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日向(プロフ) - ネロと仲良くなれることを願う (2022年10月29日 22時) (
レス) id: 8e35b9a1dd (このIDを非表示/違反報告)
朔々PANDA(プロフ) - 読んでてとても楽しくて 暫く熱中して読んでました！全裸待機で応援しながら待ってます！ (2022年10月22日 13時) (レス) @page13 id: 3a7fd92cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年10月8日 14時
