検索窓
今日:28 hit、昨日:37 hit、合計:138,285 hit

愛してください83 ページ40

Aside




ランド外れの海岸沿いまでに来てしまったらしい。
辺りに人影すらなくなっていた。

『コウル、透たちのところに「うるさいなぁ」……コウル?』

戻ろうと繋いでいた手を引くと、パッとほどかれる。
さっきまで無邪気だったはずの声が、急に低く知らない人の声にきこえる。

怖くなり、思わず数歩あとずさってしまった。

『ねぇ、急に、どうしたの?』

コウル「ぼくね、退屈って言葉がきらいなんだぁ。」

『たいくつ……?』

?「だから、今の状況ってすっごく嫌い。それなら面白くしちゃおうと思って!」

何をいってるのか解らず混乱していると、コウルだった男の子は海を背に微笑した。
ハーフだからだと思っていたまだらの髪色は潮風に吹かれてみるみるうちに赤色になっていく。
本で見たことがある色つきの粉をまぶして、髪を染めてたんだ。


?「君は透のこと好きだろうけど、透はどうなのかなぁ?」

『……なんで、そんなこと言うの……?』

?「知らないでしょ、透の本名。」

『………え……』


ドキリと体が強ばる。


?「丁度来たみたい、ほら、聞いてみなよ。」

振り替えると、透とコナンくんがいた。

コナン「はじめまして、でいいよね?サリトス。」

サリトス「やぁ、はじめまして、コナンくん。」


さりとす……?

コウルじゃなくて………?


訳がわからずにいると、後ろから抱き締められた。

降谷「怪我はないか?!」

『とーる……』


この匂い、知ってる。

透だけじゃない匂い。


降谷「風見、Aを見つけた、爆弾探しに専念してくれ。」

かざみ………?

増えていく私の知らない透の秘密。


『透、一つだけ聞かせて』

安室「ん?」

『………本物の名前は……透じゃないの……?』

安室「?!」


ねぇ、私は、本当の名前を知らないの?

それは………信じてないから………?




そうだとして_________

そうだとしたら____________

愛してください84→←愛してください82



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (148 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
864人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

壟薇 - とても面白かったです! (2019年10月31日 23時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀ノ神(≧▽≦)ニコニコ☆(プロフ) - 桜桃さん» まだ話数は残っているので、私生活が落ち着く4月辺りに書かせていただきます! (2019年3月21日 22時) (レス) id: af93cfbf76 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃 - 番外編的なものありませんか〜? (2019年3月21日 12時) (レス) id: 100c264cb2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀ノ神(≧▽≦)ニコニコ☆(プロフ) - マカロニマカロンさん» ありがとうございます!次も楽しんで貰えるように頑張ります!! (2019年3月19日 21時) (レス) id: af93cfbf76 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニマカロン(プロフ) - 完結おめでとうございますー!!本当に好きな作品だったので、嬉しくもあり、さみしくもあります……!!これからも応援しています!!!次回作が楽しみです♪ (2019年3月19日 21時) (レス) id: a1aedb0d86 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:琥珀ノ神 | 作成日時:2018年6月2日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。