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愛してください73 ページ30

安室side




安室「貴方は彼女に飲み物をかけ、顔を覚えてもらうことでアリバイを作ったんでしょうが...」

コナン「死亡推定時刻がズレた今、むしろ貴方にしか殺害できないよね?」


ホテルの一角で鉄壁のアリバイを崩された女性は、膝からがくりと落ちた。


いつも通り「あれれ〜?」などと子供らしい声をあげ、次々と矛盾を指摘した彼のお陰もあり、犯人は最速でお縄についた。

動機は浮気されたこと。

女性は自傷気味にはきすてる。

「イケメンさんも気を付けてね?あの子にしたのは、私と同じ寂しがり屋の目をしてたからよ。」

安室「あの子は寂しがり屋でも、人をあやめたりはしませんよ。」

「信頼してるのね、まぁ、見てなさい。」


気になる一言をおいて、女性は連行された。


コナン「...ところで、何のために部屋から出たの?もうすぐバイキングの時間だよ?」


何のためって_____あ。


安室「Aの服を買ってきてくれ!」

コナン「え?あっ、安室さん?!」


戸惑いの声を振り切り、Aの待つ部屋へと走る。

僕が部屋を出てから約三十分。


安室「Aっ!!」

ガチャリとドアを開ける。



『とーる!!』

安室「?!」



飛び付いてきたAは案の定バスタオルを巻いているだけだった。

『と、透、帰ってこないしっ___怒ってるし___嫌われたかもって__...』

安室「すみません。」


震える体を抱き締める。

湯冷めして冷たくなった肌を暖めるように強く。


コナン「買ってきたよ____バイキングの時間はずらすから、ちゃんと話した方がいいんじゃない?準備できたら部屋に来てね。」

安室「あぁ。」


脱衣室で服を着せ、ベッドに座らせる。

プレゼントしたブレスレットを握りしめている姿は、本当に儚くみえた。


安室「遅くなったのは捜査をしていたからなんです。」

『捜査...なら、怒ってるのは...?』


言葉につまる。

どう答えるのが正解か。


『怖かった、透の目が...』

安室「...うまく言えませんが、Aが嫌いなわけじゃないですよ。」


沖矢さんに嫉妬して、という詳細をはぶいたこの理由。

ナチュラルにこちらを盗聴してる彼らに聞かせるつもりはない。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:恋愛
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壟薇 - とても面白かったです! (2019年10月31日 23時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀ノ神(≧▽≦)ニコニコ☆(プロフ) - 桜桃さん» まだ話数は残っているので、私生活が落ち着く4月辺りに書かせていただきます! (2019年3月21日 22時) (レス) id: af93cfbf76 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃 - 番外編的なものありませんか〜? (2019年3月21日 12時) (レス) id: 100c264cb2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀ノ神(≧▽≦)ニコニコ☆(プロフ) - マカロニマカロンさん» ありがとうございます!次も楽しんで貰えるように頑張ります!! (2019年3月19日 21時) (レス) id: af93cfbf76 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニマカロン(プロフ) - 完結おめでとうございますー!!本当に好きな作品だったので、嬉しくもあり、さみしくもあります……!!これからも応援しています!!!次回作が楽しみです♪ (2019年3月19日 21時) (レス) id: a1aedb0d86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琥珀ノ神 | 作成日時:2018年6月2日 8時

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