えっとライバルですけど……???4【wrwrd!】 (ページ6)

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初めてページ6

ri「……」

『レイアｯ!』

私は走りながらそういう。

ri「そんな顔しないでよ…姉様。俺は“大切な人達が幸せになれれば”俺自身どうでもいいんだから」

pe｢レイアｯｯ!!｣

レイアは柵の先にいて
私はひたすらにとめた。

レイアは止めても止めても
こちらへはこない。

そして飛び降りようとした。
雨なんて気にしない。

ただただ"居なくなって欲しくなかった"。

『レイアｯｯｯ!!!!』

私はレイアの手首をつかみ
怒鳴った。

pe「Aっ」

兄さんの声とともに
私はレイアの頬を叩いた。

『このバカｯｯｯ!!』

レイアは目を見開き
びっくりしている。

sho「A！落ち着け！」

後から追いついたシャオちゃんに
落ち着くよう言われるが
落ち着けなかった。

『自分が邪魔とか、自分自身がどうでもいい？そんなこと言うんやない！』

私は雨だから分からないだろうと
泣きながらそう伝えた。

雨にも負けないくらいの声で。

『長く生きられる命なんや!!私とはちゃうやろｯｯｯ!!』

私は短いながらも楽しく過ごせている。

『私、よりも……ｯ…しあわせに、なってよｯｯｯ……』

私は肩を掴んで下を向いた。
涙がぽつぽつと落ちていく。

レイアはただ
ずっと立っていて。

私は今更体調が悪くなった。
やばい。
口に手を押え、
膝から崩れおちた。

喀血する……

『ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ...』

過呼吸が起きてしまう。
やばい。

sn「ぺいんとさん、ここは俺たちに任せてAをベッドに！」

pe「！はい！」

そうして私は兄さんに
お姫様抱っこをされた状態で
室内へ入った。

扉を開ける瞬間、
レイアがこちらを見ながら
泣いている事は
私だけが知っていればいいだろう。

『(命は大切にせなあかんよ)』

"私の命が尽きるまで"