えっとライバルですけど……???4【wrwrd!】 (ページ28)

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悪周期ページ28

sho「ッチ」

『たのしい、♪』

魔界に纏わる、
悪周期(ｱｸｼｭｳｷ)。

私はこれを観察するのが
昔から大好きだった。

私だって悪周期の時はあったよ？

＿＿

「ごっ、ごめんなさいぃ」

『……ええからはよこれ買ってこい。』

「はっはい」

クラスメイトをパシリに使って、

『こんなん要らねぇだろ』

もの壊して。

『なぁどんな気分や？www』

なんか人をいじめて。

＿＿

まあいじめる言うても、
ゲームに限るけど。

ちゃんと治った次の日には
謝ってたからまだ良かったけどね。

sho「……はー」

『(私に出来ることないかな)』

いつもだったら
あの人はどんな行動するのかなとか
見つめるだけだったけど。

なんか今回は
というより
この人だからこそ
早く悪周期を直して欲しいから
っていう意味でできることは無いか
さがしていた。

少し考えていたものの
何も無かったので
ぼーっとしていると

ひらりと紙が落ちた。

「彼の悪周期は確かにストレスだが、恋愛に関するストレスだそうだぞ。」

これ……

『神やろ絶対やったの』

はぁ。とため息をついたが…

『……恋愛。』

彼はもう居ない私に
飽きたんだろうか。

そりゃそうだよね。
早く恋人作って幸せな環境で。

幸せ、な…環境………で

私はそれを考えたくなかった。
他の女の人と付き合って結婚して
子供が出来て。

幸せそうに笑う彼が見たいけど
その相手が私じゃないと考えると
嫌な気分になった。

『…ｯバカみたい』

何泣いてるんだろう。
これも感情を
作り出すうちの一つなのだろうか

はぁ。

sho「…A。あいたいよ」

ため息を着いた瞬間、
私は彼の方を向いた。

私に会いたい…？

手に持っていた髪を見ると
またなにか文字が書かれて行った。

「彼の悪周期は確かにストレスだが、恋愛に関するストレスだそうだぞ。彼は君に会いたいそうだ。会ってあげなさい」

お前はお父さんか。

そう思って
彼を屈んで少しみていた。

するとシャオちゃんは
ばっとあげて
驚いて、泣き顔で
私を見つめた。

sho「A、Aｯ…」

シャオちゃんは
私の肩を掴んで泣きながら
なをよんだ。

『シャオちゃん……？』

わたしは泣いている姿を
見たかったんじゃないのにな