えっとライバルですけど……???4【wrwrd!】 (ページ13)

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Immortality ページ13

sn「おはよ～……って髪!!何したの!?」

『へへおはよ』

私は少し早く目を覚ました
ペ神の反応がとても楽しみで
早めに起きてしまったのだ。

sn「……っ。"前世"のAだ。」

『うん』

sn「久しぶりに見たｯ……」

『ね』

私は今"ウルフカット"になっている。
自分でやったけど案外できた。

sn「ｯｯｯ俺がッ…A、に」

sn「"初恋"した時の姿だ」

その声に私は
少し笑った。

『ふふふ』

sn「ッ……ぺ、いんとさん達ッなんてｯｯｯ…言うかなぁｯｯｯ……」

『ね』

私は昨日よりも声を出すのが苦しい。
声を出すのは1単語で
精一杯だった。

pe「来たよ!!ってええええええええええええ!?!!???!!」

『いらっ』

いらっしゃいその声は
出ない。途中で出せなくなった。

pe「えっ、えっ……!?」

困惑する兄さん。

sn「前世のッ……A、みた……いッだよ、」

pe「…………ｯｯｯ…」

そのうち兄さんは
膝からがくりと落ちて号泣し始めた。

pe「……ｯｯｯ!!うｯ……あぁあｯｯｯ……!!Aｯｯｯ!!」

兄さんは抱きついてきた。
私は腕をまわしてぽんぽんと
背中を叩く。
するとどすっと
何かが落ちた音が聞こえた。

sho「あ……あｯｯ……!!」

シャオちゃんは大粒の涙を流して
私を指さし声にならない鳴き声を出した。
後ろではレイアが驚いた瞳をしながら
涙を流している。

レイアは最近調子が悪いとらっだぁや
兄さんから聞いた。
また何か言わなきゃかなぁ。
まあ、それやったら私がすぐ死ぬわ。
別いいけど……()

ri「……兄、さッ」

兄様と言いたいのだろう。

『"レイナ"』

私の震える小さな声は
彼に届いたのだろう、
少し笑顔になって下を向き
泣き出した。

ri「ｯｯｯ……なんだよッ…それっ…、ひきょ、うじゃん……ｯｯｯ!!」

私のところに集まる彼らは
どこか愛おしく
また悲しげに見える。

私はただあなた達が生きていてくれればいい。

そう思いながら

この呪文をかけます。

『Immortality』

あなた達がこれからも

"永遠"と生きていけますように。

この時私の命が

一段と縮んだ気がした。