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「え…」
一人取り残された御阿礼は焦った様子で直様、振り向くが矢張り誰も居ない。
敦も谷崎も、白衣の中年男性も、そして皆を連れ去った赤髪の少女も消えていた
「皆…居なくなった」
敦達の他にも周囲に居た通行人が数人まるで神隠しよ様に消えており其れに気づいた者達の騒めきが街に響いている
＿＿＿＿『幻想郷縁起．色鮮やかな華人小娘』
御阿礼は敦達の居場所を探る為に異能力を使用するが御阿礼の知っている『気』は何処にもない。
少なくとも知っている『気』は今の処、一人だけ。正式にはそよ『気』は人間とは違うのだが
「(誰の気も感じない。…転移系統の異能力か)
狙われている私だけを転移しなかった。って事は異能を警戒して……そりゃあそうよね」
御阿礼の異能を危険視して自分を狙わなかったのは判っていた。然しそれを判っていたのにナオミを攫われ、敦達・複数の通行人も消えて何もできなかった事で歯を食いしばる御阿礼
「皆が戻って来るまで何してようかな」
本当に他人任せだが探偵社に戻って報告したほうが良いよね…と呟く御阿礼の背中に近づく小さな一つの影
「！」
「久しぶりね、ミア！」
「エ、エリス嬢！？」
突然御阿礼の背中に触れる柔らかい衝撃。
そこには真紅の服をきた金髪幼女。その幼女の名前はエリスと云うらしい
「嬉しいわ！リンタロウを困らせる為に隠れていたらミアに会えたんだもの！」
(矢っ張り…)
「そうだわ！久しぶりにミアに会えた事だしリンタロウを見つけるまでの間、散歩しない？」
「私とエリス嬢の二人で？」
「ええ！…嫌かしら？」
「あ、いえそういう訳じゃなく……此処に森さんが居たら相当騒がしいんだろうな。って」
「確かにそうね」
ハァ…と御阿礼、エリスは溜息を付く。
それほど二人にとって『森』という男にあまり良い思い出が無いのだろう
「もう！そんな事より早く行きましょ、ミア！」
「はい。仰せのままに」
そう二人は微笑み、御阿礼はエリスの手を取って歩き始めた
・
(ミアってば口調固すぎ。今日一日、敬語禁止ね)
(え、)
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【色鮮やかな華人小娘】
・御阿礼の異能力の一つ
・簡単に云うと“気を使う程度の能力”
・悪魔が住む紅い館の虹色門番の能力
〈効果〉
・体内のエネルギーやオーラを目に見える形にする能力
・その応用として弾幕を撃ったり空を飛べる
・能力の関係上、自身の気が乱れていると上手いように能力が扱えないのが欠点
・周りの人に優しくしたり気配りが上手い程度の能力ではない
「原作とは違い少々オリジナルを入れています」
【１２章８話】たえまなく過去へ押し戻されながら ページ9
「え…」
一人取り残された御阿礼は焦った様子で直様、振り向くが矢張り誰も居ない。
敦も谷崎も、白衣の中年男性も、そして皆を連れ去った赤髪の少女も消えていた
「皆…居なくなった」
敦達の他にも周囲に居た通行人が数人まるで神隠しよ様に消えており其れに気づいた者達の騒めきが街に響いている
＿＿＿＿『幻想郷縁起．色鮮やかな華人小娘』
御阿礼は敦達の居場所を探る為に異能力を使用するが御阿礼の知っている『気』は何処にもない。
少なくとも知っている『気』は今の処、一人だけ。正式にはそよ『気』は人間とは違うのだが
「(誰の気も感じない。…転移系統の異能力か)
狙われている私だけを転移しなかった。って事は異能を警戒して……そりゃあそうよね」
御阿礼の異能を危険視して自分を狙わなかったのは判っていた。然しそれを判っていたのにナオミを攫われ、敦達・複数の通行人も消えて何もできなかった事で歯を食いしばる御阿礼
「皆が戻って来るまで何してようかな」
本当に他人任せだが探偵社に戻って報告したほうが良いよね…と呟く御阿礼の背中に近づく小さな一つの影
「！」
「久しぶりね、ミア！」
「エ、エリス嬢！？」
突然御阿礼の背中に触れる柔らかい衝撃。
そこには真紅の服をきた金髪幼女。その幼女の名前はエリスと云うらしい
「嬉しいわ！リンタロウを困らせる為に隠れていたらミアに会えたんだもの！」
(矢っ張り…)
「そうだわ！久しぶりにミアに会えた事だしリンタロウを見つけるまでの間、散歩しない？」
「私とエリス嬢の二人で？」
「ええ！…嫌かしら？」
「あ、いえそういう訳じゃなく……此処に森さんが居たら相当騒がしいんだろうな。って」
「確かにそうね」
ハァ…と御阿礼、エリスは溜息を付く。
それほど二人にとって『森』という男にあまり良い思い出が無いのだろう
「もう！そんな事より早く行きましょ、ミア！」
「はい。仰せのままに」
そう二人は微笑み、御阿礼はエリスの手を取って歩き始めた
・
(ミアってば口調固すぎ。今日一日、敬語禁止ね)
(え、)
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【色鮮やかな華人小娘】
・御阿礼の異能力の一つ
・簡単に云うと“気を使う程度の能力”
・悪魔が住む紅い館の虹色門番の能力
〈効果〉
・体内のエネルギーやオーラを目に見える形にする能力
・その応用として弾幕を撃ったり空を飛べる
・能力の関係上、自身の気が乱れていると上手いように能力が扱えないのが欠点
・周りの人に優しくしたり気配りが上手い程度の能力ではない
「原作とは違い少々オリジナルを入れています」
【１２章９話】たえまなく過去へ押し戻されながら→←【１２章７話】たえまなく過去へ押し戻されながら
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えぼし(プロフ) - 月華さん» わかります東方と文ストっていいですよね。話を面白いと言ってくれてありがとうございます！ (2022年7月17日 16時) (
レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
えぼし(プロフ) - 忍狼さん» よろしいと思いますよ (2022年7月17日 16時) (レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - こんばんはです！東方と文スト大好きで、えぼしさんのこのお話も面白くて大好きです！続きを楽しみにしてます！ (2022年7月16日 23時) (レス) id: 216fbd3da5 (このIDを非表示/違反報告)
忍狼 - 無理なら良い!頑張っててね! (2022年7月16日 18時) (レス) id: aba775bb80 (このIDを非表示/違反報告)
忍狼 - 僕が更新に合作します?銀魂+たくっちの合作で。僕が作りますのでよろしい? (2022年7月15日 16時) (レス) id: aba775bb80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えぼし | 作成日時：2022年7月14日 18時
