高貴な僕ら

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「ちょっ…ちょっ、ちょっと待って！！」



「お前またわかんねぇのかよ」




隣にいるスンヨンに呆れたような顔をされる




あの騒動から2年



私たちは成人を迎える前の19歳になった





この2年間スンヨンと2人でたくさんのことを学んできた


私はあの後すぐに会長に引き取られた



もちろん、あの人は怒鳴り散らして



私を行かせようとはしなかった





スンウさんが社長になるのは先延ばしにされている





会長はまだ変わらず



社長もまだあの人のままで





そんなある日





「Aお嬢様」



「はい？」




「会長がお呼びです」




「スンヨン様も」



「僕もですか？」




2人で何事だろうと顔を合わせる




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




「「失礼します」」




「おお、よく来たな」




いつもと変わらずおだやかな会長





「まぁ、座りなさい」




2人でソファーに座る




「だいぶ君たちは覚えてきていると聞いているよ。このまま会社に、いや、今すぐ会社に入れてもいいくらい」




「いえ、そんな」




穏やかに話し続ける会長



「ものも覚えてきたことだろうし、君らにはこれを見てもらおうかな…」




そう言って分厚いファイルを出てきた





「これは…？」




「まぁ、見てみなさい」




そう言われてファイルを開く

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