高貴な僕ら

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帰りは1人で帰りたい気分だったから



スンヨンにもウソクにも何も言わずに



学校を出ると





「はっ笑笑…呆れた」





黒い高級車の前にいたのはスンウさん




無視して目の前を通り過ぎようとすると




手を掴まれて





「社長が24時間目を離すなだって」





掴まれたスンウさんの手は



冷たかった




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




ついに自由まで無くなったのか？私は




「社長は相当腹を立ててます」



「敬語やめて」



朝のスンウさんを見てからこの敬語はなんか気持ち悪い




「しばらく見張っとけだって」



「どうして私にそんな執着するんだろうね」



「さぁ」



「サランの迎えは？」



「あとで行く、友達と遊ぶらしい」



「気楽でいいね」






窓の外を見ると帰宅する学生が沢山いて



楽しそうに歩いている



1度も経験したことがないそんな光景





スマホが鳴る




「もしもし」



『お前、今どこにいんの？』



「家だから、じゃあね」





スンヨンからの電話を一方的に着る




「明日はパーティーがあるから大人しくしててね」



「……」




スンウさんまであの社長の人格にならないことを願っていたけど




もう遅いみたいなのかな…

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