１３２：紛失１ ページ39
怜奈から連絡があればいつでも戻る気でいたが、スマホはならなかったため竜胆と蘭がオフィスに戻ったのは夜の９時過ぎだった。
九井はデスクでパソコンに向かって仕事をしており、春千夜はソファーに座って仕事の書類を見ていた。
竜「ボスと鶴蝶は？」
報告書を作成するために竜胆がデスクに座りパソコンを開く。
九「一時間ほど前に出た。遅くなるらしい」
蘭「そういや、なんか変なクスリで出てきたんだって？」
報告書を竜胆に押し付けるつもりの蘭が、春千夜の向かいに座りながら何気なく思い出したように話す。
春「それなら昨日、捌いてるやつ見つけてオレが…」
スラックスのポケットを触りながら話していた春千夜の言葉が止まる。
無言のままソファーの背もたれにかけていたジャケットのあらゆるポケットに手を入れていく。
春「……ない」
蘭「なにが？」
春「その例のクスリに決まってンだろ」
竜「自分で飲んだんじゃね？」
春「あ゛？！んなわけねェだろ」
揶揄うように笑う灰谷兄弟と、話を聞いて呆れた表情の九井を他所に、春千夜はあらゆるポケットの中を探し、自分のデスクの引き出しや、ソファーのクッションの下まで探している。
蘭「三途〜、マジで失くしたわけ？飲んだ記憶ぶっ飛んでるだけじゃね？」
春「うっせェっ。事務所ン中で見たからどっかにあるはず…」
しばらく探していたが結局見つからず、苛立った様子で舌打ちをする春千夜。
蘭「まぁ、そのうち見つかるだろ。
竜胆〜、まだ終わんねェの？」
探すのを手伝うこともなく報告書も書かない蘭が竜胆を見やると、竜胆がパソコンを閉じで立ち上がる。
竜「今終わった。帰ろ。
あ〜…三途、怜奈がラムネ食べようとしてたけど、あれ賞味期限大丈夫なわけ？」
ふと思い出したように竜胆が漏らした言葉に他の3人が固まる。
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うさ - 更新楽しみにしてます！！ (11月22日 14時) (
レス) @page47 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)
百合 - これは確定、、、！！春ちゃん夢主ちゃんがっ！！ (7月3日 16時) (レス) @page40 id: e72506d086 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - ルリカさん» コメありがとうございます♪全然収束しないまま溺愛されてて…オチが決まらないのでしばらく溺愛のままかもです(*´Д｀*)引き続き読んでくださると嬉しいです。 (6月30日 0時) (レス) id: 71f254d63a (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 悠希さん» 読んでくださってありがとうございます♪コンビニ編、長すぎたかと思っていたので、そう言っていただけると嬉しいです♪ (6月30日 0時) (レス) id: 71f254d63a (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 悠希さん» 読んでくださってありがとうございます♪コンビニ編、長すぎたかと思っていたので、そう言っていただけると嬉しいです♪ (6月30日 0時) (レス) id: 71f254d63a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2023年3月26日 22時
