１３０：とあるコンビニにて（６） ページ37
コンビニ店員モブ男(２０歳大学生)視点
今度こそ、今日の相手が彼氏だと確信した。
今まで一緒に来た男たちよりも小柄で白髪の、中性的な顔つきの男。
そんな容姿とは裏腹に、他を寄せ付けないようなオーラをだしているその男と、指を絡めるように恋人繋ぎをして店にやって来た彼女。
「今日泊まっていい？」
『え〜、昨日も泊ったからダメ』
「じゃあ、怜奈が俺の部屋来て」
『え〜……あ！どら焼きあるよ』
意図してか、そうでないのかはわからないが、彼女が目の前のどら焼きに話を変えると男はあからさまに不満そうな顔をする。
『買う？』
「…買う」
不満そうにしながらも男が返事をすると、彼女が普通のどら焼きと生クリームの入ったどら焼きを手にして男が持つカゴに入れる。
他にも男が選んだお菓子を彼女が手に取りカゴに入れるが、途中で買いすぎだと手を止める。
『お菓子食べすぎるとご飯食べられなくなるよ？』
「ご飯何？」
『オムライスにしよっか』
「じゃあ我慢する」
お菓子を選んで支払いをするまで、男が彼女の手を離すことはなかった。
会話からして二人が恋人同士なのだと確信した。
彼女を見過ぎたせいか、男が帰り際に、彼女にはわからないように、背筋が凍るような視線を向けてきた。
暗く冷たい視線
背中に嫌な汗が伝わる。
彼女の恋人は危険だ。
そして、その恋人と付き合っている彼女もおそらく普通ではない。
こうしてコンビニ店員の淡い恋は消え去った。
『ねぇ、何で今日は手繋いでないといけないの？』
「こないだ、竜胆と繋いでただろ」
『あ〜、この前は雨だったし、新しいヒールの靴で滑りそうだったから』
今日は晴れているし、パンプスのヒールもそれほど高くないから大丈夫なのだが。
「竜胆が良いならオレもいいだろ」
『いいけど……泊まるのは無しだからね？』
「……」
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うさ - 更新楽しみにしてます！！ (11月22日 14時) (
レス) @page47 id: 1fc943b7af (このIDを非表示/違反報告)
百合 - これは確定、、、！！春ちゃん夢主ちゃんがっ！！ (7月3日 16時) (レス) @page40 id: e72506d086 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - ルリカさん» コメありがとうございます♪全然収束しないまま溺愛されてて…オチが決まらないのでしばらく溺愛のままかもです(*´Д｀*)引き続き読んでくださると嬉しいです。 (6月30日 0時) (レス) id: 71f254d63a (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 悠希さん» 読んでくださってありがとうございます♪コンビニ編、長すぎたかと思っていたので、そう言っていただけると嬉しいです♪ (6月30日 0時) (レス) id: 71f254d63a (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 悠希さん» 読んでくださってありがとうございます♪コンビニ編、長すぎたかと思っていたので、そう言っていただけると嬉しいです♪ (6月30日 0時) (レス) id: 71f254d63a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2023年3月26日 22時
