僕の、この気持ちは。【CS集】

色あせた世界に希望を【桐坂氷麗】 ページ19

【名前】
桐坂氷麗(きりさかつらら)



【性別】
女の子



【年齢】
6歳



【募集枠】
迷い人



【募集枠2】
元死人



【特殊枠】
姉弟



【性格】
○彼女は、氷麗という名前とは裏腹に暖かく明るい、活発な女の子だった。同年代の子どもたちより少し背が大きかったし、気も少し強い。お人形さん遊びももちろん大好きだが、それと同じくらい虫取りが大好きな女の子。
頭もちょっぴり良くて、足も早い。そのせいか、幼稚園ではみんなの人気者のように周りに人がいっぱい居た。幼いとはいえ、それは彼女の人望の現れであり、幼稚園の先生も驚いていた。
運動会では大活躍。リレーのアンカーにもなっていたし、ダンスも上手かったため彼女はすごく目立っていた。お遊戯会も積極的に参加し、主役決めのオーディションに参加して主役を勝ち取っていた。

○そんな人気者の彼女のことが好きな子は多かった。しかし彼女は、幼稚園児には珍しく好きな子はいなかった。いつも好きな子は誰と聞かれると、少し悩んで弟の名前を出していた。別に恋愛対象として弟を見ている訳では無い。ただ彼女には、恋愛対象としての好きと、家族に対する好き、友達に対する好きの違いが分かっていなかったのだ。幼稚園児にそれを分かれというのもおかしな話ではあるが、彼女は好きな子という話題に誰か家族じゃない男の子の名前を出したことは無かった。

○彼女は元死人であるが、自分が死んでいるという自覚は無い。死ぬ直前の記憶はごそっと無くなっているのだ。だから自分も他の人と同じように生者の世界から連れてこられたのだと思っている。最初は不安で泣いていたが、伊織が両親の知り合いと知り、伊織と行動するようになった。ちなみに、伊織は自分の両親の事なのでスラスラと情報が言える。そのため、信じてもらうことは簡単だった。肌の血色も悪くは無いし、他の迷い人から見たら彼女は普通の人間に見えるだろう。彼女の弟である伊織は彼女のことを元死人だと理解している。

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