あつあつのフォンダン・ショコラをあなたと 1

47　俺の妹になにすんだー！ ページ47

ユギョム side




ＪＢ「おい、ユギョム！」


ＹＧ「えっ、僕？」




ジェボミヒョンの顎が、

これでもかと言わんばかりにしゃくれている。



あぁ、

これはかなりヤバいやつ。



そのままツカツカと僕の前まで来ると、

いきなり胸ぐらを掴まれ僕の上にのし掛かってきた。




ＹＧ「ちょ、ちょっと、なに？

僕、ヒョンに何か気の障ることした？」


ＪＢ「あ？お前、なんも自覚ねぇのか？

あ？あ？あ？」


ＭＫ「まぁまぁ、ジェボム落ち着けよ。

一体ユギョムがなにしたってんだ？」




ジェボミヒョンを力ずくで僕から剥がすと、

わざと少し離れた所に座らせてくれたマクヒョン。




ＪＢ「Aのことだよ！」


ＹＧ「Aさん？」


ＪＢ「あぁ、お前Aに何をした？」


ＹＧ「僕、何もしてないけど？」


ＪＢ「んなワケねぇだろ！

じゃ、メシ食ってからAと別れるまでのこと、ここで全部話してみろ！」


ＹＧ「分かったよ。

それで僕の疑いが晴れるなら。」




僕は出来るだけ細かく、

Aさんを部屋に送り届けるところまでの話した。




ＪＢ「あのさ(笑)…。」


ＹＧ「な、なに？」


ＪＢ「なんで手をにぎにぎしたり抱きしめたり、頭にキスまでするんだ？」


ＹＧ「そ、それは。

あぁそうそう、マクヒョンがいつもそうだから。

アメリカ人はこれが普通だって。」


ＭＫ「は(笑)？」


ＹＧ「マクヒョン、そうだよね？

これはただのスキンシップだって。

恋愛感情なくてもそれくらいいつでもするって。」


ＭＫ「僕はアメリカ人だし僕の中では全然普通だけど、お前は違うだろ？

一緒にすんなよ(笑)。

それに、僕でさえ出会ってすぐの人にはそんな事しないよ。」


ＹＧ「へぇそうなんだ、それは初耳。」


ＪＢ「嘘つくなよ(笑)。」


ＹＧ「ごめんジェボミヒョン。

じゃちゃんと話す。

実は僕、Aさんの事がすっごく気になってる。

どーしたら上手く行くかな？」




どうせすぐバレるんだ。

だったら素直に全部打ち明けて、ヒョンを味方につけよう。




ＪＢ「な、そーだろそーだろ、そー思ったよ(笑)。

なんて言うと思ったか？

俺の大事な妹になにすんだー！」


ＹＧ「てか、ヒョンの妹じゃないよね？」


ＪＢ「俺とヨナが一緒になったらアイツは俺の身内になるんだ。

だから俺の妹なんだよー！

Aが気になるのはお前の勝手だが、物事には順序ってもんが…。」




あぁ、なるほど。

だからか(笑)。

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