あつあつのフォンダン・ショコラをあなたと 1

46　ヒマだー ページ46

ユギョム side




一度は部屋に戻ったものの、

人恋しくて、またリビングへと戻る僕。



相変わらずマクヒョンとヨンジェヒョンは、

飽きもせず、ゲームに夢中で辞める気配はこれっぽっちもない。



僕は、大画面モニターを眺めがらソファに腰かけると、

置きっぱなしになっているスナックを手に取り、１人寂しくボリボリと食べ始めた。




ＹＧ「あー、超ヒマ。

誰も僕の相手をしてくれない。」




明日朝早く、

ベムはタイ、ジェクスンヒョンもピンの仕事で中国へと出国するから、

この二人にはちょっかいをかけれない。



ジェボミヒョンとジニョギヒョンには、

ヨナさんとゆうさんというほぼ同棲状態の彼女が居るから、問題外だし。



ハァ…。

とにかく僕だけ超ヒマなの。




ＭＫ「で、どうだったんだ(笑)？」




モニター画面から目を離すことなく、

勘の鋭いマクヒョンがAさんの事を問いただしてくる。




ＹＧ「は、なんのこと？」


ＭＫ「しらばっくれんな、どれだけお前と一緒に居ると思ってんだ？

なぁお前、Aを狙ってるだろ？」


ＹＧ「ははは、そ、そんなんじゃ。

でもさー、Aさんって超かわいいと思わない？」


ＭＫ「は(笑)？」


ＹＧ「ま、でも、そんな簡単に行くわけないか(笑)。

けど、イケそうな気もするんだよなぁ。」


ＭＫ「いきなり勝利宣言か(笑)？」


ＹＧ「そ、そんなんじゃないけど…。

てかさー、僕の事が嫌いなら庇(かば)うなんて事、普通しないよね？」


ＭＫ「は？」


ＹＪ「ふーん、何かあったんだ(笑)？」





二人はすぐゲームを強制終了させ、

僕を挟み込むようにソファに座った。




ＹＧ「い、いきなりなんだよ(笑)？」


ＭＫ「ほれ、何があったか隠さず言ってみ？

特別に的確なアドバイスをしてやる。」


ＹＧ「いやいいの。

今日出会ったばっかでもうそんな事考えてるなんて、Aさんが知ったらキモいって避けられそうだし。」


ＹＪ「でもお前、今だったら確実に余裕あんじゃん？」


ＭＫ「そ、すぐまた忙しくなるだろ？

そんな事考えてる余裕なんてすぐ無くなるんだから、想いを伝えるなら今しかない！」


ＹＧ「で、でも…。」




ガチャ




ＹＧ「ヒョン？

こんな時間にどうしたの？」




いきなり、

明らかに平常心ではないジェボミヒョンが凄い勢いでリビングに飛び込んできた。

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