あつあつのフォンダン・ショコラをあなたと 1

13　こんなの見たことない！ ページ13

初めて目にする、

3段重ねの分厚いパンケーキ。



こんなパンケーキ、

今までお目にかかったことがない。




お皿を手に取るだけで、

プルプルと揺れ動き、このパンケーキがかなりの柔らかさなのがすぐ理解出来た。



そして、これだけの厚さで焼き色が薄いということは、

弱火でじっくり時間をかけて焼いているってこと。


時間がかかるっていうのは、

なるほど、そーゆーことか。




すぐに色んなアングルから写真と動画を気の済むまで撮り続け、


私の周りで神対応を続けるジニョンさんの姿を背景にした、

奇跡のショットも連写で撮って…。





「ねぇ、まだ食べないの？

食べないなら、僕が貰っちゃうよ？」


A「そんなワケない、今から食べます、間に合ってますって。

えええぇぇっ！」



ヤだ、

またＧＯＴ７。



今度はマークさんが、

持ち帰り用のクリアカップに入れたレモネードをチューチュー飲みながら、

私の並びの席に座りだした。




(名前「あ、あの、ど、どうしてマークさんまで？

なぜこの店はＧＯＴ７がウロウロしてるんですか？」


ＭＫ「そりゃこの店のものが美味しいからでしょ？

他に理由なんてある？

ま、そんな事よりパンケーキ、早く食べなよ。

てか、僕が食べさせてあげよっか(笑)？」


A「け、結構です、自分で食べますから！」



慌てて、別盛りの柔らかなクリームをパンケーキに乗せ、

一口大に切り取って口に入れた。



ＭＫ「どう？」


A「んー、超おいしー！！！

フワッフワッでこのクリームがすっごく合ってる。

ハァ、こんなの食べたことない。

何コレ、超美味しいんですけど？」


ＭＫ「ね(笑)。

だからお願い、一口でいいから僕にもちょうだい。

ね？ね？」


A「そんなに食べたいなら、ま、少しくらいならいいですけど？

ってか、ホントにすぐ食べるんかーい！」



いいと言ったとたんに、

どこからか調達してきたナイフとフォークを手に取り、勝手に食べ始めるマークさん。




ＪＮ「マクヒョンダメだよ、こんなことしちゃ(笑)。」


ＭＫ「だって厨房の中の怖いひとが、今は超忙しいから僕の分は無いって言うんだもん。」




えっ厨房の人？


もしかして、お姉ちゃんのことだったりして(笑)。


まさかね。




ＪＮ「さ、もう行くよ。じゃAさん、またね。

皆さーん、また来ますねー！

ゆっくりしてって下さーい、じゃ。」


ＭＫ「じゃみんなまたねー、バイバーイ！」

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