【番外編】challenge×challenge(２) ページ47
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「下手したら降板……か」
小夜美さんの言葉が、頭の中でぐるぐると回る。
楽屋のソファにあおむけになり、状況を整理した。
確かに、オーデションの時も言っていた。
『もし本人が復帰するのであれば、降板することもある』と。
だから私は、この雑誌だけじゃなく、色んな場所で使わせてもらった。
最近は他の雑誌もやらせてもらってるが、この仕事が一番大きい。
降板されるわけにはいかない。
けど……、もし、降板ってことになったら。
「……私は所詮、『瀬名泉の代わり』──」
自分で言っておいてゾッとする。
ダメだ、一人でいると余計なことばっかり考える。
「気分転換！そう！それがいい！」
空元気だとわかってても、自分にムチを打つように言う。
こんな顔してたら、余計に降板されちゃうし。
そうだ、しっかりしろ、私。
「崖っぷちばんざーい！！」
喝を入れるように楽屋のドアの前で言う。
数秒後、吹き出すように笑う声が聞こえた。
ドアの外にいたのだろうか……と、突然襲い掛かる羞恥心。
誰が聞いていたのか知らないけど、めっちゃ恥ずかしい。
膝をついて落ち込んでると、苦笑する有野さんが来た。
「Aちゃん、次だから準備始めようか」
「は、はぁ〜い……」
なるほど、有野さんに聞かれたのか。
恥ずかしい……、いや、まだ有野さんでよかったかも……？
「Aちゃん、何かの練習してたの？」
「や、やっぱり聞いてました？！」
「うん、『崖っぷちばん……」
「あーあー！忘れてくださぁーい！！」
有野さんにからかわれ、私は気づいていなかった。
「……『俺の代わり』って聞いて、どんな奴かと思ったら」
「泉さん、そろそろスタンバイお願いします」
「はぁーい♪」
「……？なんかご機嫌ですね」
「あぁ……」
私のことを見に来た
「面白いの見ちゃったからさぁ……♪」
────『彼』の存在に。
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莉緒(プロフ) - すいかさん» 返信遅くなりすいません！コメントありがとうございます！これからも面白いお話が出来るよう、頑張ります！ (2018年11月7日 22時) (
レス) id: 013457e9b7 (このIDを非表示/違反報告)
すいか - 面白いです!! (2018年10月24日 6時) (レス) id: 1cbfe77de4 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 愛姫さん» コメントありがとうございます！これから楽しんでいただけるよう、頑張りますね！ (2018年1月25日 17時) (レス) id: 9db52594cb (このIDを非表示/違反報告)
愛姫 - いつも楽しみに見てます！！これからも頑張ってください！！ (2018年1月25日 13時) (レス) id: 43b6895a40 (このIDを非表示/違反報告)
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