『DREAM AUDITION』(１) ページ2
ここまでの流れ
夏休みが終わり、自分の通う杜野宮学園に登校中
友人の佐倉 花純に協力して欲しいといわれたA。
その内容は、自分の街にある『夢ノ咲学院』の『アイドル科』が、街に隠れたアイドルの卵を探すためのイベント
『DREAM AUDITION』に、推薦という形で参加して欲しい……との事だった。
最初こそ断っていたものの、泉やレオが『夢ノ咲学院』に通っていることを知り
合格して泉と通えたらと、花純の依頼を受け入れた。
事情を伝えた泉の反応も悪くはない様子。
『DREAM AUDITION』を気に、『契約』の関係を変えることは出来るのだろうか―――？
・
｢じゃあ、開くね｣
｢う、うん｣
花純が封筒に手をかける。
『DREAM AUDITION』の一次審査の結果が入った封筒だ。
二人でドキドキしながら、花純の手元を見ていた。
この感じ、随分前にもあったなぁ……なんて思いながら。
オーディションを受けることは慣れているし、問題ないんだけど。
……それだけ落ちてるってことだから、問題あるけど。
｢あ、紙が入ってる、これに合否判定が入ってるの？｣
｢多分……。一般的には、審査が通った人じゃないと封筒来ないんだけどね｣
｢じゃあもう合格？｣
｢一次審査が、ね。それも多分だから、一応確認しよ｣
そういうと、花純が頷いて紙を出す。
ゆっくり開くと、そこに書いていたのは
私の合格を知らせる通知と、次の審査の案内だった。
｢あ、合格｣
｢やったぁ！予想はしてたけど嬉しいね！｣
｢ふふっ、そうだね、まだまだ気は抜けないけど｣
とはいえ、合格は合格だ。
一次審査が通ったら、半分の中には入ってる。
競争率は一次審査よりぐっと縮まるから、あとは本当に努力次第だ。
花純は何故かもう合格気分なのか、紙を飛ばして遊んでる。
｢って！合格書類で遊ぶな！そこに二次審査のことも書いてるんだから！｣
｢ごめんごめん、つい嬉しくてさ！｣
｢まったく……｣
こういうお子ちゃま感は、なんかレオ君を連想させてしまう。
もし『夢ノ咲学院』に通えたとしたら
二人のお守りしなきゃならないとか嫌すぎるけど。
そんなふうに、未来のビジョンを描いてモチベーションをあげる。
泉さんやレオ君と学校に通えるように、頑張らなくっちゃ。
そう決心して、花純から書類を取り上げ、確認する。
花純はそんな私を見て、ちょっとからかうように笑った。
｢すっかりその気になってるね、A｣
そんな花純に、私はこういった。
｢やるからには、合格したいからね！｣
泉さんに認めてもらうため、というは内緒。
『DREAM AUDITION』(２)→←あらすじと主な登場人物
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莉緒(プロフ) - すいかさん» 返信遅くなりすいません！コメントありがとうございます！これからも面白いお話が出来るよう、頑張ります！ (2018年11月7日 22時) (
レス) id: 013457e9b7 (このIDを非表示/違反報告)
すいか - 面白いです!! (2018年10月24日 6時) (レス) id: 1cbfe77de4 (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 愛姫さん» コメントありがとうございます！これから楽しんでいただけるよう、頑張りますね！ (2018年1月25日 17時) (レス) id: 9db52594cb (このIDを非表示/違反報告)
愛姫 - いつも楽しみに見てます！！これからも頑張ってください！！ (2018年1月25日 13時) (レス) id: 43b6895a40 (このIDを非表示/違反報告)
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